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昔ながらの、焼素干し海苔。
大分県近海では昔から海苔がよく採れます。この焼素干し海苔は、摘み採ったままの海苔を洗い、乾燥して軽く焼き上げた素朴な味わいの海苔です。昔、板海苔が普及していなかったころからこうして生海苔を岩から採って炙って食べていたんだなぁと思うと、とても不思議な気分になります。
この海苔の名前にもある「吉四六(きっちょむ)」さんとは、大分県の中南部に伝わる民話の主人公で、一休さんや彦一さんに並ぶとんち者として有名です。昔から愛されてきたこの海苔にちなんで「吉四六」の名前がついています。
一般的に海岸部で販売されているような生海苔は、海から採ったままで洗浄もしています。また、流通にのっている生海苔は、醤油やみりんなどで味つけをして、乾していないという感じです。この「吉四六のり」は、生海苔を洗浄して、ほぐして、乾燥させて(板などに張らないで)軽くあぶっている感じを受けます。
あぶっていない板海苔とは風味が違いますし、炙って販売している板海苔とも風味が違います。昔ながらの素朴な海苔の風味を味わうことができます。
なので、この海苔は、そのままおやつにしても、熱々のごはんにのせても、お茶漬けに入れても風味が格別です。ぜひお試しください。
※掲載情報は 2015/08/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードプロデュサー/調味料マイスター
神谷禎恵
台所だけの建物「生活工房とうがらし」(大分県宇佐市)を基点に、「食を伝えたい」をテーマにフードプロデューサーとして食の観点から地域や女性を支援したり、食のブランディングをおこなったり、地域の食文化を伝える活動を行っています。また、福岡と宇佐・大分県下を往復しながら、外から見る宇佐のよさ、大分の豊かさを伝えるメッセンジャーの役割を担っています。調味料マイスターとしての調味料講座や、コンサルティング、ブランディングなどの講演や講座などは年間100回を越え、中でも「ゆずごしょう」を伝えるワークショップは全国各地で人気です。
主宰するFacebookページの「ごはん大好き」「しいたけ大好き」「ゆずごしょう大好き」も多くのファンをもちます。