微笑みの国タイ王国大使公邸タイのフルコースを味わうディナーパーティー【後編】

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タイを5感で感じるフルコースディナー

こちらの席次シートを確認して、ゲストはそれぞれ着席していきます。

卓上中央にはタイの伝統工芸の一つとしても有名な「フルーツカービング」が彩りを与え、各ゲストの目の前には鮮やかなブルーのメニューシートが置かれゲストの喜びを誘い、シャッターが鳴り止みません。充分な団欒の時間があったため、ゲストが着席する際には既に皆さん打ち解けている様で柔らかい笑顔で包まれていました。

まずは、大使から今回参加頂いたゲストへ感謝の言葉とこの大使公邸、今回のディナーに関する説明を頂ました。

この建物の歴史は長く、建設をした濱口儀兵衛の孫娘と、中国清のラストエンペラー溥儀の弟との婚約パーティーが行われ、一時期生活もしていたということ、過去タイ王国王妃が来日した際にこの会場で宴を催されたことなど、次々と出てくるエピソードに、歴史の重みを充分に感じます。

大使が考えているのは、良質なタイ料理に触れてもらい、タイの魅力を身近に感じてもらう「food diplomacy」つまり食を通じての外交だそうです。

タイ料理は世界的にも人気が高くなっていて、日本でも1,000以上のタイ料理レストランがあるそうです。タイ料理の魅力の一つは、辛いもの、酸味があるもの、甘みを感じるものといったように、様々な味を感じることができること。今回はその様々な味を存分に味わって欲しいという大使の一言共に乾杯がなされました。

グリルチキンとパパイヤサラダ/マンゴスチンサラダ

まず一皿目はこちら。グリルチキンの火入れ状態もよく、香ばしさと肉質の柔らかさを堪能できる一品。グリルチキンの隣に配されたパパイヤのサラダタは定番のサラダとも言われていて、爽やかな酸味が食欲を膨らませていきます。

可愛らしい器に入っているのは「もち米」。タイ北部で日常的に食べられているものらしく、しっかりとした粘度もありますが、なにより、タイらしい器が自然とこのテーブルコーディネートにマッチするのがさすがです。

背が高いエレガントな器で提供されたのはパパイヤのサラダ。ゲストを驚かせたのはこのエレガントさから想像ができない辛味でした。口に含み少し時間を置いてくるこの辛味は、一気にゲストをタイに連れて行きます。どの料理も一杯目で提供された白ワインと非常に相性がよく、杯も進みます。

一皿目から会話に花が咲き、非常に微笑みが耐えない柔らかい雰囲気が会場を包みます。

トムヤムクン

こちらは、タイと言えば頭に浮かぶ方も多い「トムヤムクン」。海老とマッシュルームもしっかり入っていて、酸味、辛味、甘みのバランスが高いレベルで調和されています。ゲストは感嘆の溜息を交えながら、談笑し、それぞれのカメラで瞬間を切り取っていきます。

和牛入りグリーンカレー/車海老のマリネ　タマリンドウソース添え/サーモンレッドカレー/青梗菜のオイスターソース和え

そしてメインへ移ります。メインはこちらの4品。グリーンカレーに和牛を合わせる試みにゲストは驚きの声。そしてゲストが最も盛り上がっていたのは、マリネされた車海老に玉リンドウソースがかけられた一品。今回の料理は大使夫人が構成を考え、試行錯誤を経て完成したコース。その過程で、何度も大使に味見を求め(時には夜中でも！)、出来上がったのがこの一品というエピソードは、ゲストを迎えるために相当準備いただいたことが表われていました。肉厚のサーモンレッドカレーも青梗菜のオイスターソース添えも滑らかに口に入ります。細かい配慮を感じたゲストは、さらに温かみに包まれ、笑顔と複数の会話で会場を満たしていきます。

タイマンゴーともち米/ソムオー

スイーツは、こちらの2皿。タイのマンゴーにココナッツオイルを入れて作られた甘いもち米の相性が抜群で、非常にタイらしいアプローチのスイーツ。ソムオーは、夏場に旬を迎えるフルーツで、2012年から日本への輸出が開始されています。ぷちぷちとした果実味と爽やかな香りが後に残り、最後の締めにはふさわしい一品でした。

素晴らしいディナーの後、ウェルカムドリンクを頂いた部屋に移動してカフェタイムに。ゲストはコーヒーやウィスキーを片手に更に会話を重ねます。大分暑さも和らいだこともあり、広大な日本庭園にも足を踏み入れ、そこでもそれぞれの撮影時間は続いていきます。

そして、会話が落ち着いた頃、会は終焉を迎えます。ゲストは各々大使と大使夫人から本日参加いただいたことに対しての感謝の言葉を貰い、名残惜しそうに会場を後にしました。

イベントを終えて

今回のディナーは非常に素晴らしいものでした。料理は勿論ですが、ゲストに対する細かいところまで行き届いた配慮は格別のものでした。10人のゲストに対して4名も通訳もつけていただいたこと、細かい質問に対しても真摯に受け答えをしてくれる姿勢、そして暖かい「微笑み」。

タイ王国は「微笑みの国」と称されます。微笑みは相手からの見返りの笑顔を求めないものと言われることがありますが、本当の微笑みは、自然と相手も笑顔にさせる力があるのかもしれません。今回のディナーでは、大使、大使夫人は勿論のこと、大使館関係の方々の微笑みが、ゲストにさざ波の様に伝わっていく様子が非常に印象的でした。大使が掲げる「料理でタイ王国の魅力を伝えていく」という外交は、この「微笑み」の力も重なり、大きな成果を残していくのではないでしょうか。

今回のキャンペーン商品は、タイ王国首都バンコクとプーケットにレストランを構える「Blue Elephant」のこちらの商品。各国のタイ王国ガイドブックでは必ずと言っていいほど紹介されるエレガントさを持つ「タイ宮廷料理」高級レストラン。ご家庭でもワンランク上の体験ができるはず。「微笑みの国」の実力を是非体験してみてください。