梅雨のジメッとした気候に早くもバテ気味だったりしませんか？気づけば今年も折り返し地点を過ぎた7月(時の流れはホント、早いものですね)。これからやってくる本格的な夏に向けて、お疲れ気味の方はこのあたりでしっかり「元気」を注入しておきましょうね！今回は見た目にも、そしてその味でもパワーがみなぎる夏のスタミナ食をご紹介します！

京都・京極にあるうなぎ専門店「京都かねよ」。備長炭で焼きあげる鰻と秘伝のタレ、京だしの卵焼きのトリオが揃った鰻卵丼（＝きんし丼）であまりに有名なお店ですが、持ち帰りできる絶品の「うなぎ棒寿司」も忘れてはいけません。粋な竹皮に包まれた極太の棒寿司を開くと、その圧倒的なうなぎの存在感に誰もが圧倒されるはず。いい照り具合の極上のかば焼きがご飯に巻きついた姿を見ているだけで力が沸いてくる！栄養満点の食材の濃厚なうまみをぎゅっと閉じ込めた絶品棒寿司です。

神戸市三宮にある『鉄板焼きFuji』は女性オーナーが切り盛りする神戸牛鉄板焼きのお店。このお店の名物メニューが「お肉のケーキ」。淡路産のタマネギや丹波産の人参を混ぜ込んだ合い挽き肉の上から、さらに国産牛肉で巻き上げた文字通りお肉のロールケーキ。丁寧に1本1本焼き上げに肉汁を閉じ込めたあとのとどめは、特製のデミグラスソースでの「煮込み」。中は挽き肉ふんわり、外はやわらかな牛肉と食感の変化も秀逸です！

横浜中華街の四川料理店「重慶飯店」の名物、「麻婆豆腐」。辛さとシビレが特徴の四川料理の代表ですが、こちらのお店はただ辛くてピリリだけではなく奥深い味わいが特徴的。ここで食べたら他で食べられないというファンを生み出す逸品です。この人気商品をご家庭で手軽に楽しめるお品が「麻婆豆腐醤（マーボードウフジャン）」。レンジで3分から5分チンしただけで再現する名店のあの麻婆豆腐！辛さ×シビレ×深い旨みの高次元バランスがこんなに簡単に楽しめるこの名品、横浜のお土産としてもおすすめです。

スパイスの効いたカレーはこの時期無性に食べたくなるメニューのひとつ。銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」3代目のナイル善己さんのお気に入りは内閣総理大臣賞受賞牛、幻の長崎五島列島の黒毛「五島牛」を使った贅沢すぎるカレー。日本でも指折りのカレーの名店の主をして、「濃厚で深みがあり、王道を行く完璧な仕上がり」さらに「これがレトルトなのか？」そして「まさに都内の高級ホテルで提供されるカレーとなんの変哲もない出来栄え」と称賛を惜しまない絶品カレーです。

JR上野駅と御徒町駅の間のガード下、中華の名店「昇龍」。いつも店内は常連客でいっぱい、お店の外にはみ出したテーブルでにぎやかな会話が響く、古き佳き食堂の佇まいを残すお店です。ここの名物はガラケー大もある「ジャンボギョウザ」。10センチほどにもなる超巨大サイズのそれは、1個食べればお腹がいっぱいの圧倒的なボリューム感が魅力！店頭でテイクアウトも可能で、自宅で焼いて食べる「生のギョウザ」と焼くのが面倒な方のために「すでに焼いてあるギョウザ」の2種類があります。特徴のひとつである肉厚でもちもちの皮に包まれた野菜たっぷりの具、溢れる肉汁とその見た目どおりのパンチ力抜群の名物ぎょうざです。

行者にんにくとは、山篭りの荒行に耐える行者たちが滋養強壮のために食したという、ニラを短くしたようなカタチの山菜。にんにくが持つ成分アリシンはにんにく以上、ベータカロチンがキャベツの10倍と栄養価抜群の食材で、疲労回復にももってこい。山で採ったこの行者にんにくをペースト状にして味噌と混ぜて煮詰めた「行者にんにくみそ」は石川県は輪島の笑楽路屋（わらじや）の自信作。ドレッシングやパスタに絡めて、焼肉のたれに混ぜてよし、かまぼこなど練り物のアクセントとしてつけても旨みを引き立ててくれる。幅広い用途で楽しめて、栄養満点かつ旨いこの万能みそ、この時期に試さない手はないはず。

古くから滋養強壮の食材として珍重されてきた「すっぽん」。豊富に含むコラーゲンなど、美容の面でも注目されていますね。このすっぽんをシンプルに水と酒だけで長時間煮ることで旨みを良質なゼラチン質を抽出したのが、日本料理の老舗、和久傳の「すっぽんの煮こごり」です。透き通った琥珀色のそれは、すっぽんそのものの旨みを決して邪魔しない、しょうゆとしょうがの上品な風味、見た目のように透明感のある澄んだ味わいは、ほっと心を落ち着かせてくれます。レトルトパックに詰め込まれた液体を冷やして固めるだけの手軽さ、お中元や夏の贈り物としても喜ばれそうですね。