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北欧のデザイン雑貨、家具、食器の歴史は実はあまり古くなく、メーカーやデザインハウスのほとんどは第二次世界大戦後のものです。長く厳しい冬に室内で過ごす時間が長い北欧の状況から、そのシンプルなデザインは家で過ごす時間が楽しくなる特徴があります。また、持っているだけ気分があがる長く愛せるものばかりです。今回は定番のデザイナーのものから最近人気のデザイナーのものまでご紹介します。
1:老舗ロールストランド
ヨーロッパで2番目に古い歴史をもつ食器メーカーのロールストランド。ノーベル賞授賞式の晩餐会でも利用されているスウェーデンの陶器メーカーです。2001年にフィンランドのittallaブランドの傘下になりましたが、スウェーデンの伝統が反映された、時代を超えたシンプルデザインは継承されています。
2:アン・シャロッテ・リッデルストルペ、セシリー・O
北欧のアーティストが長崎県の波佐見焼のコラボレーションした食器です。波佐見焼は、長崎県波佐見町で焼かれる磁器で、同じ九州の有田焼や伊万里焼は高級なものに対して、波佐見焼きは大衆のためのものです。つまり、波佐見焼と北欧食器は「身近」というキーワードで同類と考えられる、ちょっとしたアイディアで印象的に変化させることが良いお手本になるのではないでしょうか。
Ann Charlotte Ridderstolpe(アン・シャロッテ・リッデルストルペ)
スタイリスト及びグラフィックデザイナー。ELLE等のインテリア誌やカタログ撮影、展示会でのスタイリングも担当し、明るいパステル調の色使いが人気を集める彼女の「ワイルドベリー」。ベリー摘みにいく楽しい雰囲気が伝わってくるコーディネートです。
Cecillie O(セシリー・O)
日本在住のデザイナー兼イラストレーター。繊細で上品な花、そしてユーモアにあふれた可愛いキャラクターたちが登場するのが特徴で多くのファンを持つ彼女の「バルト海」。モノトーンの世界に躍動感あふれる魚をデザインし、敷いたマットは青と白のよろけ縞が海をイメージして鮮明な印象を残すコーディネートです。
3:ARABIAの「ピーロパイッカ」
デザイン性、芸術性に優れながらも実用的で使いやすい北欧雑貨の代表的なブランド「ARABIA」の「ピーロパイッカ」。フィンランド語で「隠し場所、隠したもの」という意味の「ピーロパイッカ」の言葉通り、プレートの表面の不思議な模様の中には森の動植物が隠れています。デザイナーは、のPiia Keto(ピーア・ケト)です。
4:ittala(イッタラ)のムーミンマグカップ
北欧代表する「現代的な北欧デザイン」による食器などインテリアデザインを専門とするフィンランドのデザイン企業。こちらでご紹介したskiing with Mr. Briskは2014年のクリスマスモデルです。2015年の夏限定モデルは、コミック『恋するムーミン』の中の1シーンが描かれています。シーズンにあわせた限定デザインのマグカップはプレゼントに適しています。
5: Fyran(フィーラン) Ingela Jondell(インゲラ・ヨンデル)
こちらは、波佐見焼の「Farger(フェリエ)」シリーズと北欧アーティストのコラボレーションです。フェリエシリーズは、モノトーンではなくカラフルな色彩が特徴です。
Fyran(フィーラン):リッカ
若手のデザイナー集団で、幾何学的なパターンに、活力を与える洗練された色彩が特徴的です。リッカ/幸運をイメージするしたデザインでありながら、器の中に一つだけ四葉のクローバーが忍ばせてある遊び心もあります。
Ingela Jondell(インゲラ・ヨンデル)
スウェーデン日刊紙DNのイラスト部門に長年勤務した後フリーランスとなったイラストレーター。「音楽に思いを馳せて」をテーマにしたこの食器には、鳥が歌うシーンを表現しています。
※掲載情報は 2015/06/20 時点のものとなります。
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