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これは使える!ポルトガルの万能調味料「マッサ・デ・ピメンタオン」
日本でも最近、テレビや雑誌で見かけるようになったポルトガル料理に欠かせない調味料「マッサ・デ・ピメンタオン」。これは、ピーマンを塩漬けにしてはっこうさせたものをペーストにした酸味と塩辛い調味料ですが、ポルトガルではなくてはならない日本で言うところの味噌や醤油のような存在です。ポルトガルでは、肉や魚をこの調味料でマリネして焼いたり、煮込んだりしてで食べます。
僕のレストランでは手作りでこの「マッサ・デ・ピメンタオン」を作る事が多いですが、「マサリコ パプリカペースト」という名前で通販で販売されていました。これがあれば、家庭でも手軽にポルトガル料理が作れると思いますので、今回はこの調味料を使ったポルトガルでは定番の家庭料理カルネデ・ポルコ・アレンテジャーナ(あさりと豚肉のアレンテジャーナ)のレシピをご紹介します。
もともと、ポルトガル料理の特徴として魚介と肉を一緒に調理して食べるという文化があります。この料理はまさにその典型です。
【カルネデ・ポルコ・アレンテジャーナ(あさりと豚肉のアレンテジャーナ)のレシピ】
●用意するもの
豚バラ肉【200g】
じゃがいも【150g】
あさり【200g】
トマト【50g】
たまねぎ【4分の1】
レモン【8分の1】
こしょう少々
パクチーひとたば
●作り方
1.200gの豚バラ肉をダイス状に切ります。切った豚バラ肉をマリネ。
ティースプーン一杯の「マッサ・デ・ピメンタオン」とおろしたにんにくひとかけをマリネして一日寝かせます。
2.ジャガイモをダイス状に切り油で揚げ、皿に移します。
3. オリーブオイルでたまねぎをダイスに切って炒めます。しんなりしてきたら、前日にマリネした豚バラ肉をいれ、さらに炒めます。
4. 6~7割まで火が入ったら、あさりとトマトを投入。蓋をして強火で蒸し焼き、あさりのふたが開いたら、じゃがいもを入れて和えます。
5.お皿に盛ったら、細かく刻んだレモンとパクチーを上からまぶして出来上がりです!
日本では、肉と魚介が一緒になった料理がないので、ホームパーティーなどで作れば話題になる事間違いなしの一品です。今回レシピを紹介した「カルネデ・ポルコ・アレンテジャーナ」のアレンテジャーナ(アレン川の向こうという意味)の地方料理で、ここは内陸部にある町なので、魚介類を港から運ぶ際に痛んでしまっていた事が多かったそうです。その魚介類の臭みを消すために、このような料理が生まれたそうです。
是非みなさんも、「カルネデ・ポルコ・アレンテジャーナ」作ってみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2015/08/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
株式会社キュウプロジェクト代表
佐藤幸二
代々木八幡近隣でポルトガル料理店「クリスチアノ」、「マルデクリスチアノ」、ポルトガル菓子店「ナタデクリスチアノ」、タイ料理店「パッポンキッチン」を営んでいます。おもたせが好きで、お客様に聞いたり、自分で探したりしています。