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創業75年の老舗菓子舗が作るフルーツ大福
今回紹介するのは、香川県にある夢菓房たからの大福です。夢菓房たからさんを知ったのは、香川県に旅行に行った際にたまたまお店に伺ったのがきっかけでした。仕事柄、洋のスイーツを食べているイメージもあるかと思いますが、和菓子も好きで特に餡を使ったお菓子は大好きでよく食べています。
夢菓房たからさんは、創業79年を越す老舗の和菓子屋さんです。ここは自家製白餡にこだわっています。おもちとそのこだわりの白あんで季節のフルーツを包んだ、フルーツ大福が人気です。
夢菓房たからさんは、白餡、小豆濾し餡、粒餡等をすべて毎日手作りをされているそうです。自家製ですと、餡の生産に人手間とコストがかかり、一回の生産量にも限りがあり、日持ち等の問題があります。しかし全国から厳選した良質の素材そのものの味を、漂白剤などの添加物で損なうことなく、お客様に存分に味わっていただきたいという思いから、自家製にこだわっているそうです。ここの白餡は、白豆そのものの風味の色がのこっているので、少々黄味色になっていますが、それは、無漂白の証しです。
フルーツ大福には、イチゴ、ミカン、イチジク、パイナップル、ブドウ(自社農園のぶどう)、マンゴー、柿(丸ごと一個)、モモ(丸ごと一個)などの種類が季節によって変わってきますが、どれも自慢の餡にあって美味しくいただけます。フルーツも熟するのを配慮して大福に使われているということで、美味しさへのこだわりを感じられます。
私が食べたのはイチゴとミカンでしたが、とても美味しくいただけました。その旅行で知ったのがきっかけで知り、今ではギフトでも使用して贈った方にも大変喜ばれました。
まだ、全てのフルーツ大福を食べていないので、ぜひ食べてみたいものです。
※掲載情報は 2015/09/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パティスリー・パクタージュ オーナー・パティシエール
齋藤由季
東京都出身。幼い頃よりお菓子づくりに興味を持ち、パティシエを志す。15歳から研修を始め、食物課のある高校に進学。卒業時に調理師免許を取得し、代官山のパティスリー「シェ・リュイ」、「パティスリープラネッツ」ではオープニングスタッフとして経験を積み、23歳で渡仏。フランス南部、モンペリエにある2つ星レストラン「Le Jardin des Sens(ル・ジャルダン・デ・サンス)」のパティスリー部門、「サブール・シュークル・ドゥ・ジャルダン・デ・サンス」、リヨンの老舗パティスリー・ショコラトリー「Rene MONTHERAT(ルネ・モンテラ)」などにて修行。合計4年間をフランスで過ごし、フランス伝統菓子を学ぶ。帰国後は、銀座「パティスリー・ミツワ」の開業に携わった後、自由が丘「パリ・セヴェイユ」に勤務。2011年より、東京・南品川『Patisserie Les Cinq Epices(パティスリー「レ・サンク・エピス」)』の開業より、シェフ・パティシエールを務め 、2013年3月玉川学園前に『patisserie PARTAGE(パティスリー・パクタージュ)』をオープン。