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和歌山県北部に位置する高野山は、世界遺産にも登録される日本を代表する仏教の聖地です。2015年は、高野山開創1200年にあたる大きな節目の年。4月2日から5月21日まで記念大法要会が執り行われ、金剛峯寺の本尊弘法大師坐像が16年ぶりにご開帳されるなど、この機会に訪れる人も多いのでは? ここでは高野山参詣の際に是非味わいたい、和歌山と高野山にまつわるグルメをご紹介します!
1:和歌山名産「南高梅」のプロが手がける希少な梅酒
和歌山県は梅の収穫量が日本一! フルーツに精通する辻美千子さんが注目したのは、高級品種「南高梅」を使用した梅酒です。このお酒をつくる梅農家の垣淵さんは、料理研究家でもあり、南高梅の魅力を広める活動もされています。そんな南高梅のプロが手がけた逸品に、辻さんの梅酒への概念はすっかり覆されたとか。その驚きの美味しさとは?
2:地元の人気焼肉店とコラボ開発!梅香るお茶漬けキムチ
料理研究家の佐藤紀子さんがハマってしまったという「お茶漬けキムチ」は、和歌山の伝統食を販売する亀井本舗が、地元の人気店「焼肉 石頭(ガチ)」と共同開発して誕生した逸品。あっさりとしたキムチの辛さに南高梅がほんのりと香ります。これからのバーベキューシーズンに活躍しそうなアレンジも合わせてチェックしておきましょう。
3:世界遺産の町に伝わる、目を張る大きさのお寿司
和歌山県出まれのデューク更家さんが、忘れられない想い出の味を紹介してくれました。子供のころ、海水浴のお供にしていたという「めはり寿司」は、世界遺産・熊野古道で知られる熊野地方に伝わる郷土食。かつては目を張るほどの大きさだったことから、その名がついたそうです。高菜で巻いたおにぎりの地元ならではの食べ方も伝授しちゃいます。
4:300年以上の伝統を受け継ぐ「おかず味噌」
和歌山に醤油のルーツと言われる味噌があると教えてくれたのは、全国300以上の醤油蔵を訪問している高橋万太郎さん。製造工程で出る液体が醤油づくりへと発展したという「径山寺(きんざんじ)味噌」は、地元の夏野菜がたっぷりと入った「おかず味噌」です。御坊市にある元禄元年創業の蔵「堀河屋野村」で、当時の製法そのままに作られています。
5:世界中でここにしかない、幻の香酸柑橘「じゃばら」
和歌山県北山村から三重県熊野市にかけての地域でしか生育していない柑橘があるそうです。邪を払うと書いて「じゃばら」と呼ばれ、世界でもそこでしか自生していなかったことから幻の果実とも称されています。ゆずやみかんとは異なる独特の強い香りと酸味を持ち、地元では調味料や飲料、スイーツにも展開しています。和歌山みやげにいかがでしょう。
6:【番外編】高野山の参詣から誕生した横浜の名物寿司
天保10年(1839年)に創業した横浜の名店「泉平(いずへい)」。看板商品の「いなり寿司」は、二代目が高野山を参詣した途中に伝授されたと言われています。天保年間以来、横浜名物として人気を集めるその味わいは、一子相伝で引き継がれているのだとか。高野山へ訪れる際の旅のお供として、ぴったりの逸品ですね。
7:【番外編】修験者の聖地に伝わる伝統食「柿の葉すし」
高野山参詣に由来する逸品をもうひとつ。古くから修験の地であった高野山、熊野山、吉野山の中心に位置し、修行僧の聖地であった奈良県天川村で誕生したのが「柿の葉すし」です。都からこの地に逃れた後醍醐天皇へ献上した鯖寿司を、天皇が臣下に分け与える際に柿の葉にのせたのが起こりとされ、今では高野山でも名物として親しまれています。
※掲載情報は 2015/04/25 時点のものとなります。
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