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自宅で料理を作る機会が増えた昨今、献立を何にしようかと悩むことも多いでしょう。時短調理ができて、便利なのが丼ものです。親子丼や牛丼をはじめ、冷蔵庫にある食材でもアレンジできて、1品で1食分になるのも重宝しますね。
今回は丼の中でも、ご当地グルメとしても人気のある、豚バラ丼が簡単に作れるタレ調味料のご紹介です。
甘しょっぱい味が肉に絡む絶品「バラ丼」を作ろう!
神奈川・藤沢市にあるうどん店「里のうどん」で20年以上も愛され続けているのが、豚バラ肉をふんだんに使った「バラ丼」です。店名にあるようにうどんがメインのお店なのですが、お客様の声からバラ丼を提供してみたところ大人気になったというのです。
お店のうどんは、関西風の出汁つゆだったため、関東風の濃い出汁つゆになれている当時の常連のお客様から、「うどんに合わせて食べる味の濃い商品を出した方が良い」というアドバイスから生まれたとのことで、今ではなんと来店客の90%が注文するほどの人気なのだそうです。
そんな人気の豚バラ丼を自宅でも楽しめるのが「バラ丼のたれ」です。
豚バラ肉に絡んだ艶やかなタレの色合いを見ているだけで、お腹がキューっと鳴ってしまいそう。豚バラ肉をタレに絡めて焼くだけなので、あっという間に完成です。
タレの主な原材料である醤油と砂糖のゴールデンコンビは最強ですが、そこに豚バラ肉の脂が加わることで、見事なコクとうま味の相乗効果が生まれます。もう、箸を止めることはできませんね。甘しょっぱさにごはんがすすむこと間違いなしです。
私が作ってみた時は豚バラ肉のブロックを使用したので、スライスすることで肉の厚みに差が出てしまいました。しかし、これがまた功を奏してか、厚めに切られたところは肉の旨みがしっかりと感じられ、逆に薄く切られたところはカリっと仕上がって、変化のある食感となりました。ぜひ、ブロックを使用の際はお好みの厚みで楽しんでみてください。
同店がおすすめする食べ方としては、熱々のご飯の上にキャベツをてんこ盛りにして、その上に焼いた豚バラ肉を盛り付けて、上からゴマを振りかけます。お好みでマヨネーズや七味で味の変化を楽しむのも良いそうです。
丼ものというと、男性がガッツリ食べるイメージがありますが、自宅で作るならばアレンジが如何様にもできるので、野菜を追加したり、量を調整したりできるので、女性でも食べやすくアレンジできます。といはいえ、このタレのおいしさを知ってしまうと、自然と食べる量が増えてしまうので、良い意味でとてもキケンです。
タレは、魚の照り焼き、すき焼き、チャーハンなど、様々な料理に使える万能調味料として冷蔵庫に常備しておくとよいでしょう。また、お歳暮として贈られると、お正月にも重宝しそうなので喜ばれるのではないでしょうか。
我が家でも一層、レパートリーを増やして楽しみたいと思います。
※掲載情報は 2020/12/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。