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生産者の方と一緒になって美味しいチョコレート作りを行う、チョコレートブランド
2月7日（木）にインスティトゥト・セルバンテス東京で、食文化講演「素晴らしきラテンアメリカのチョコレート」を開催いたしました。前半は『Dandelion Chocolate』（ダンデライオン・チョコレート）の伴野 智映子さんによる講演と、日本のトップショコラティエでありパティシエでもある『テオブロマ』の土屋公二さんによるボンボンショコラの実演を行いました。後半は参加された中南米12カ国による、チョコレートを紹介するスペースと、写真家である石丸直人さんによるカカオの写真展開催され、多くの方にご参加いただけました。
その際に、エクアドル大使館も参加いたしましたが、その際にお出ししたエクアドルを代表するチョコレートを紹介いたします。
2002年にサンティアゴ・ペラルタさんが奥さんのカーラさんと一緒に立ち上げたチョコレートブランド、『PACARI』（パカリ）。Tree to barと呼んでいるカカオ栽培から最終製品まで一貫して手掛けており、世界的にも有名なチョコレートの品評会でも連続で金賞を受賞するなど、世界にも注目されています。
約3,500軒（約25,000人）の農家とカカオ豆を直接取引しております。カカオ農家とアリバ（ナシオナル）種カカオの原木の保存やカカオ遺伝子を保護する活動に取り組み、生産者の方と一緒になって美味しいチョコレート作りを行っています。
色々な種類のチョコレートが販売されていますが、中でもポピュラーなのが、エスメラルダ、マナビ、ロスリオスの3地域のカカオをブレンドし、焙抄せず熱を加えないで作られた「Raw 70% chocolate」（ロー 70% チョコレート）です。鮮やかな赤い果実の風味と抹茶のようなグリーンな香りがあり、カルダモンなどスパイスの風味が楽しめます。
他にも、繊細な柑橘系の香りと豊かなカカオの味が楽しめる「Manabi」（マナビ）、果物グゥアバノとローストされたコーヒーが結合された優雅な風味の「Los Rios」（ロスオリス）、とても食べやすさが魅力の「Esmeraldas」（エスメラルダス）などがあります。
世界的にも注目されているエクアドルのチョコレート、ぜひ一度食べてみてください。きっとその美味しさに驚くと思いますよ。
※掲載情報は 2019/02/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
大使館
エクアドル共和国大使館
エクアドル共和国は南米の北西部に位置し、その名前の由来はスペイン語で赤道を意味します。
地球上でも最も生物学的多様性に富んだ国の一つで、世界遺産にも登録された「ガラパコス諸島」を有し、海岸地帯、山岳地帯、熱帯地帯と地形の多様性に伴い、食文化もさまざまです。世界一のバナナの生産地として有名で、バナナを使った料理も多くあります。先住民の食文化と世界各国からの移民の食文化が融合したエクアドルの多様な食文化をご紹介します！
