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大粒で噛みしめるごとにじんわり!こころに浸みわたる味わい深いひと粒
こんにちは。料理研究家/食のトータルデザイナーの小野孝予です。
早くも師走に入ってもう半ば。あと半月で新しい年を迎えるとは……。本当にビックリです!
クリスマスの準備もしつつお正月のことも考えなくてはならなくて、日本の年末は大忙しですよね。そんな時に活躍してくれそうな良い物を見つけました。『善祥庵』の黒豆ずくしのお菓子です。
大阪、今里にある『善祥庵』は、国産の丹波黒豆を使って黒豆納豆、黒豆最中、黒豆ぜんざいなど、バラエティー豊かな黒豆菓子を作る和菓子専門店です。
黒豆菓子はそれぞれが個別包装で食べきりサイズなので、小腹が空いた時のおやつとしてもピッタリなのですが、私が特に気になったのは、たっぷりの蜜が沁み込んでしっとりとした黒豆「ふくみ」です。これって、おせちに使えます!
お正月のおせち料理には欠かせない祝い肴三種は、数の子、田作り、そして黒豆です。黒豆には「厄除け」「健康」「長寿」の3つの願いが込められているのです。しかし黒豆を煮るのは、なかなか大変です。何だかんだ三昼夜掛かるので、この「ふくみ」をお重の一段目に、数の子、田作りと一緒に詰めるのは、我ながらとても良いアイデアだと思うのです。お正月の準備が、少し楽になりそうですよ!
「ふくみ」は、蒸気の熱で優しく炊き上げた黒豆に、3種の糖度の違う蜜を芯まで含ませているとのこと。5日間掛けて作られ、技とこころを尽くした黒豆だそうです。しっとりとして甘さは控えめ!じんわりと優しい蜜を感じる上品なお味です。
またもうひとつ善祥庵の代名詞「やわら」は、さとう蜜に二昼夜漬けた後、丁寧に乾燥された軟らかい甘納豆のような感じです。こちらも上品な甘さで、おせちに使えます。
その他にも黒豆本来の味が伝わる煎り豆「からり」、「からり」を抹茶でコーティングした「抹茶からり」、そしてさやの形の最中にあずき餡を自ら食べる時に挟む「黒豆もなか」など、バラエティー豊かです。
黒豆は元々黒大豆です。大豆は皆さまもご存知のように「畑のお肉」と呼ばれ、牛乳や卵に負けないくらい良質なたんぱく質が豊富です。そして大豆に多く含まれているイソフラボンは、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる嬉しい成分です。また黒大豆にはポリフェノールの一種であるアントシアニンも含まれている訳ですから、更に美容と健康効果が増し増しです!数千年前から黒豆は生薬とされて漢方の効能が高いと言われ、古くから人々の健康の手助けをしているパワーフードだったというのも頷けます。
特に『善祥庵』では、厳選された国産丹波黒大豆と必要最低限の材料しか使わず、添加物を入れないので、安心して召し上がれます。お子様やご高齢の方にもお勧め出来ますので、ご自分やご家族が食べるだけではなく、お歳暮、お年賀、寒中見舞いのご進物などにも、是非お使い頂きたいです。
※掲載情報は 2018/12/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/チーズプロフェショナル
小野孝予
大手航空会社キャビンアテンダントとして12年程勤務し、その後は食の世界に転身。現在は家庭料理、チーズ&ワインの教室を主宰すると共に、NPO法人チーズプロフェッショナル協会幹事を務める。外部セミナー講師、コラム執筆、レシピ考案、商品開発&プロモーション、メディア出演。昨今はSDGsの食品ロス削減、エシカル消費、アップサイクルにも繋がるちょっと新しいチーズの楽しみ方「チーズアシェット(R)」を推進中。
著書「チーズ☆マジック おいしい、みんな大好き!ごちそう家ごはん」 (清流出版)
料理教室クオリア主宰 チーズ料理研究家 シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会) ソムリエ きき酒師