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紹介している商品
“おいしい梨作り”へのこだわりから生まれた!手間と愛情を注いで生まれた「梨」
『MAISON GIVREE』(メゾンジブレー)では、私が足を運んで出会った様々な果物を使ってお菓子を提供しています。1年中楽しめるジェラートやタルトでは、フレッシュな果物を存分に使用し、多くのお客様に楽しんでもらっています。
そんな果物の中でも、今回はこれから楽しむことができる、とっておきの果物を紹介します。以前も紹介をしたのですが、お店がオープンする前からとても気に入って使っている『阿部梨園』の「梨」です。自分の出身地である栃木県にあり、現在の代表の阿部英生さんで三代目の歴史のある梨園です。
2015年には「とちぎ未来大使」にも任命され、その際に生産者の方を尋ねた際に紹介していただいたのですが、現在では様々なメディアでも取り上げられています。生産方法や経営方針、販売経路など独自の取り組みを行い、毎年梨は完売するほどの人気です。
多くの梨の品種を育てていますが、代表的なのが「幸水」、「豊水」、「あきづき」、「にっこり」です。
梨といえば「幸水」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。8月上旬〜8月下旬頃に出回るようです。
「豊水」は果汁が多く、みずみずしさが特徴です。甘さに加えて適度な酸味もあり、さっぱりした味を楽しむことができるとのこと。9月上旬〜9月下旬頃に出回るようです。
「あきづき」はバランスの良さが魅力の梨です。酸味がすくなく、甘さが際立っており、果肉も柔らかくて食べやいそうです。幸水や豊水よりも日持ちがするそうですので、ギフトなどにもいいのではないでしょうか。9月中旬〜10月上旬頃に出回るようです。
「にっこり」は、栃木県農業試験場で生まれた梨です。香りも良く、高い糖度をもち、シャリシャリとした食感が特徴です。1kg以上も珍しくなく、インパクトも十分です。日持ちもし、10月上旬から12月頃まで出回るので、ギフトにもピッタリではないでしょうか。
お店では、「にっこり」を使用したジェラートを10月末までに提供予定です。「にっこり」の高い糖度と香りの良さが感じられるような仕上がりになる予定です。
「にっこり」も12月頃まで購入ができるようですので、ぜひ機会があったら食べてみていただきたい「梨」です。
※掲載情報は 2018/10/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
MAISON GIVREE オーナーパティシエ
江森宏之
1974年、栃木県出身。辻製菓専門学校を卒業後、横浜にある「ベルグの4月」に入社しパティシエの世界に入る。
渡仏し「Patisserie FRESSON(パティスリー フレッソン)」で2年間の修行後、「ベルグの4月」にてシェフパティシエを5年間務め、様々な大会などにも参加して腕を磨く。
表参道のアイスクリームケーキ専門店、「Glaciel表参道店(グラッシェル)」でシェフグラシエ・シェフパティシエとして活躍した後、2015年ミラノ万博で行われる世界大会にてチームキャプテンとして、2016年イタリアジェラートワールドカップにそれぞれ出場。
2017年7月には自身初のパティスリーとなる「MAISON GIVRÉE(メゾン ジブレー)」をオープン。
お店の他に、今までの経験をいかし、企業コンサルティングなども行っております。