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丹念な手法で絵付けがなされた、歴史あるブランド食器
私のお店『パティスリー ラヴィアンレーヴ』を作る際、内装など参考にしたのは、パリで働いていたお店や下宿先です。特に下宿をしていたお家は、通っていたフランス語教室の先生のご実家で、働いていたお店にも歩いて5分くらいでとても立地が良かったです。家や食器などもとても雰囲気が良く、お店を作る際には外装や内装はもちろん、食器類なども参考にしました。いろいろ探して出合った、お店でも使用している食器を紹介いたします。
『カンネギーサー』の食器です。ドイツとポーランドの国境地帯で伝統的に作られてきたブンツラウアー様式と呼ばれる陶器です。スポンジでできた型でひとつひとつモチーフをスタンプし、ブラシで仕上げるという丹念な手法で絵付けがなされているそうです。
深い藍色のモチーフが特徴の素朴で、温かみのある食器なので、出合ったときはイメージしていたものに近く嬉しかったことを覚えています。お店では、「デイジー」、「ブルーフラワー」、「ストローフラワー」、「バイオレット」などの種類から、ティーカップ&ソーサー、マグカップ、プレート、ティーポットなど、使用しています。
どれも温かみがあり、模様や色もとても気に入っています。
お客様にも美味しく食べていただき、少しでも楽しく過ごしていただきたいですね。
※掲載情報は 2018/09/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ラヴィアンレーヴ オーナーパティシエ
北西大輔
富山県出身。高校卒業後、パティシエの世界へ進む。22歳より複数の有名ホテルで修行し、その間も国内最大のコンクール「ジャパン・ケーキ・ショー東京」も優勝も果たす。
その後に渡仏。パリの有名パティスリーにて1年半の修行中も、複数のコンクールにおいて準優勝や入賞する。本場フランスにて、本物の洋菓子に出会い、常に最新のことを学ぶフランス人の姿勢に感銘を受け、自身スタイルを確立。
帰国後は有名ホテルに勤務し、2014年には足立区梅島にオーナーパティシエとして【パティスリー ラヴィアンレーヴ】オープン。
お客様に洋菓子とともに、夢の様な時間を過ごしてもらいたいという想いをもち、日々お菓子作りをしています。