記事詳細
紹介している商品
江戸時代後期から伝わる壺造りにこだわった“まろやかな黒酢”
先日、鹿児島県霧島市へガストロノミー認定制度に関する講演会のため、お邪魔してきました。今回は霧島市が誇るさまざまな食について、地元の厳選素材を視察するために施設の見学を行ってきました。
そこで、『坂元醸造』様が実際に黒酢の仕込みをしている壺畑を訪問したのですが、壺が一面に並んだ光景はまさに圧巻の光景でした。
壺の中で自然に糖化・アルコール発酵・酢酸発酵が進む、世界でも珍しい壺酢づくり。かつては多くの醸造所がありましたが、戦中戦後の米不足と安価な合成酢の台頭で、ほとんどの業者が廃業してしまったそうです。そうした状況の中、『坂元醸造』では先代の坂元海蔵氏が頑なに“壺づくり”の伝統製法を守り続け、その技術を今に残したと伺い、とても貴重な黒酢なのだと改めて感じました。
仕込み後半年以上たった熟成期間中に、黒酢独特の香りやコクが生まれていきます。熟成期間が長くなるほどに、色もどんどん濃くなり、黒酢という名前の通り褐色のお酢ができあがっていき、同時に味わいはどんどんまろやかになります。この自然な味わいの“まろやかさ”が「坂元のくろず」の魅力といっても過言ではありません。
私も壺から出したばかりの黒酢を試飲させて頂きました。熟成期間によって色や味が変わり、やはり熟成期間が長い程まろやかでした。丁寧にご説明頂き、黒酢の美味しさを知る貴重な体験となりました。
とっても簡単!しかも、美味しい!驚きの黒酢ドリンク
黒酢の楽しみ方は色々ありますが、私が現地でいただいた牛乳割りがあまりにも美味しくて驚きました。作り方はWEBにもレシピが載っていたのですが、とても簡単です。
※引用(http://www.kurozu.co.jp/recipe/r005/)
(1人分)
坂元のくろず 30ml
牛乳 150ml
はちみつ 適宜
コップに注いだ牛乳に、「坂元のくろず」を加えてよく混ぜます。すると、ヨーグルトのように少し“とろみ”がついてくるので、はちみつをお好みで加えればできあがりです。さっぱりとしたヨーグルトドリンクのようで、暑さなどで食欲のないときにも、おすすめです。他にも、ソーダで割ったりジュースで割ったりと、様々な楽しみ方があります。
ここ、『坂元醸造』では黒酢ソフトクリームが戴けます。黒酢とソフトクリーム、一見合わなさそう……と思うかもしれませんが、これが超美味!!コクがあるヨーグルト味のようで、美容と健康にも良いそうです。「美味しく健康になれる」。女性にとっては嬉しいデザートですね。
黒酢にも様々な種類がありますので、お好みのものをお選びいただき、お好きな飲み方、楽しみ方を見つけていただけたらと思います。
※掲載情報は 2018/09/02 時点のものとなります。
- 4
キュレーター情報
一般社団法人ミス日本協会 理事
和田あい
始まりは1950年、日本で最も歴史のある「ミス日本コンテスト」。3つの美「内面の美・健康の美・行動の美」を兼ね備えた日本女性に贈られ、若く可能性ある女性に様々な経験と成長の機会を提供し育てるコンテストであり、現在では「学び・成長あるコンテスト」と称されている。
祖父の代よりこのコンテストを継承し、兄と共にコンテストの運営・営業・企画、ミス日本達のマネージャー業務、また、日本のダイエットのはしりと呼ばれる「和田式ダイエット法」(=ミス日本式)を継承し、健康なからだ作りを指導。
2017年1月23日にはレシピ本「ミス日本の美人食」(小学館)を発売。