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世界中から訪れるグルメな観光客も満足するクオリティ
マカオの豊かな食文化を彩るのに欠かせない要素のひとつが、中国料理です。マカオでは、広東、上海、北京など各地の名物料理が味わえます。
正統派の中国料理を楽しみたいなら、種類豊富で丁寧な細工が美しい“点心”はいかがでしょうか?マカオを訪れる観光客にも人気で、混雑していても多少の待ち時間は気にせず、地元客に人気のあるお店を選ぶと、間違いなく美味しい“本場の点心”を楽しめます。
一方で革新的な新しい中国料理を味わいたいのなら、ラグジュアリーなホテルがおすすめです。一流のホテルには、シグネチャーとなるクオリティーの高い中国料理のレストランが必ずあります。大皿を分け合うスタンダードなものではなく、コース形式で出されるスタイルで伝統を受け継ぎながらもヘルシーで、洗練された進化系中国料理を楽しむことができるんです。
ぜひ、皆さんもマカオならではの中国料理を楽しみ方、食べ比べたくなる個性豊かなレストラン巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
地元客からもお墨付き!正統派中国料理は地元の人気店へ
こちらのセナド広場から徒歩で5分ほどの距離になる『陶陶居海鮮酒家』。新鮮な海鮮料理が地元でも評判のレストランです。
入り口には大きな水槽があり、中には悠然と泳ぐ様々な種類の魚の姿が見られます。このほかにもエビやカニ、貝類などその種類の多さに圧倒されてしまいます。こちらのレストランでは、生け簀で新鮮な魚を選び、お好みの調理法でオーダーすることができます。
そして、もうひとつの名物が熟練の技で丁寧に作られた点心の数々。
選ぶのに迷ってしまう種類の多さで、どれを食べてもその旨みたっぷりの味わいに、大満足すること間違いなしです。
点心は出来上がると次々に運ばれてくるので、熱々の状態で冷めないうちに食べるのが重要。新鮮な食材の旨みがギュッと詰まっているので、口の中に凝縮した旨みが広がります。
点心を楽しむなら、様々な種類をたくさんオーダーして楽しむのがおすすめ。せっかくなので、その日の朝食は少なめにして、お腹一杯楽しんでみては?
■店舗情報
陶陶居海鮮酒家(Tou Tou Koi Restaurante)
新馬路爐石塘巷6-8號
(853)2857 2629
革新!洗練!ラグジュアリーなホテルで食べる中国料理
中国料理は日々進化していますが、洗練された雰囲気に満ちたホテルでいただく中国料理はまた格別の美味しさです。2018年2月にオープンしたマカオで2つ目のMGM施設となるMGMコタイのロビーフロアにある開放的な印象の中国料理店『淳』。
伝統的な中国料理をスタイリッシュに変化させ、よりヘルシーな料理を提供することで、世界各国から訪れる旅行客の舌を満足させています。
コース料理では、美味しさを追求するだけではなく、身体に優しい素材選びや調理法など、さまざまな工夫が感じられます。
高級食材である乾燥ナマコを使って、黒酢の酸味を効かせたあっさりとした前菜。繊細な味わいはワインも合わせやすく、食中酒の種類を選びません。
こちらの白身魚に卵白をあわせた優しい味わいの蒸し物。茶碗蒸しのようなトロっとした儚げな口当たりで、淡白な白身魚の旨みを麹を使ってまろやかに纏め上げています。
味わいだけではなく、盛り付けにも様々なアイディアが盛り込まれていて、味わうだけでなく、目で見て楽しむことも考えられています。美味しいのはもちろん、新たな中国料理の魅力を伝えようとするシェフの思いが感じられます。
食感のある南米原産のキヌアなど、話題となっている新しい食材を積極的に取り入れて、新しいレシピを生み出すことも。素材の味わいを楽しむ、ほうれん草と白まいたけのスープ仕立ては、贅沢なスープを使って、最小限の味付けで仕上げた優しく繊細な味わい。食事をする人に負担をかけることなく、満足させるメニューの組み立ては見事です。
スタイリッシュなプレゼンテーションで新鮮な風を送り込みながら、脈々と受け継がれてきた素材使いの巧みさを感じさせる『淳』のメニュー。革新に満ちた中国料理をぜひ味わってみてはいかがですか?
■店舗情報
淳(Chún)
美獅美高梅 澳門路氹體育大馬路
(853) 8806 2388
https://www.mgm.mo/en/cotai/dining/chun
訪ねる価値あり!本場オイスターソースが買える『李錦記』
牡蠣の旨みを凝縮した中国料理には欠かせない「オイスターソース」。日本でも人気の調味料として、スーパーでも手に入る身近な調味料になりつつあります。中でも120年を越える歴史を持つ『李錦記』は人気商品「オイスターソース」に多くのファンを持つ老舗のひとつです。
この『李錦記』の1号店が、実は、マカオにあるのをご存知でしょうか?
店内には、所狭しと『李錦記』の商品が並び、笑顔の素敵なご主人がさまざまな商品を薦めてくれます。手にしているのは、日本でもあまりお目にかかれない中国のお醤油。コクがあるので、さまざまな料理を風味豊かに仕上げてくれるそうです。
看板商品のオイスターソースはその種類も豊富。瓶に入ったものから、手軽に使えるチューブ入りまで、用途に合わせて選べます。中でもおすすめは、可愛いイラストが印象的な「特製オイスターソース」。非常に濃厚な牡蠣の風味とコクが特徴です。『李錦記』の中で、最高峰といわれる贅沢な材料を使い伝統の製法で作られています。ぜひ、歴史ある1号店を覗いてみてはいかがでしょうか?
マカオならではの多彩な中国料理の楽しみ方。地元で人気のカジュアルな店舗から、高級ホテルのレストランまで、食べ比べてみるとそこには新しい発見があるかもしれません。
※掲載情報は 2018/08/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
政府観光局
マカオ政府観光局
ヨーロッパとアジアの文化が融合した独特の雰囲気を持つ都市、マカオ。
大航海時代にポルトガル人が途上の寄港地から持ち込んだ食材やスパイスと地元の料理を融合して作られたマカオ料理、本格的なポルトガル料理や広東料理を始め各式の中国料理まで多彩な食文化が揃っています。
2017年10月には、そのユニークな食文化が評価され、『ユネスコ創造都市ネットワーク』食文化都市に認定されました。
ミシュラン星付きレストランからローカルフード、エッグタルトに代表されるスイーツまでバラエティに富んだグルメが楽しめる「ガストロノミー・シティ」マカオの情報をお届けします。