NHKの大河ドラマ『西郷どん』を毎週楽しみにされている方も多いでしょう。なかでもとくに話題となった奄美大島編。ドラマの内容はもちろん、心奪われる島の美しい絶景を一目みてみたく、夏の旅行の計画を立てている方も多いのでは？ 今回はそんな奄美でおすすめのお土産を揃えました。大河ドラマのロケ地めぐりが好きという方はもちろん、歴史や史跡めぐりが好きな方もぜひ訪れて見てはいかがでしょう。

ドラマでも描かれていた奄美の名産のひとつ、黒糖。その黒糖を使ったお菓子をご紹介しましょう。奄美大島の中でも北部に位置する笠利町という町でわずか4人という少人数体制で作られている「黒糖かりんとう」。サクサクと軽い口当たりと、香ばしく広がる黒糖の香りがやさしくもクセになる魔法のようなおいしさです。奄美大島でも大人気で、入荷次第すぐ売り切れてしまうため“幻”とも称されています。見かけたらぜひ手に入れて見て。

続いても黒糖菓子をお届けします。奄美大島にあるリゾートホテル『ティダムーン』でつくられている黒糖のお菓子「宝豆」。ティダムーンの朝食を作っている泉さんが作る宝豆は、奄美黒糖とピーナッツが使われています。素朴でやさしい味わいで、いわゆる甘い砂糖菓子特有のしつこさはなく、自然と口に運んでしまう不思議な力があります。リピーターが多いことでも知られるお菓子です。自分用にも確保しておくことをおすすめします。

奄美大島の黒糖専門店の黒糖屋さんが作った「あまみ黒糖ショコラ」。自社農園で栽培したさとうきびをきれいに洗浄し圧搾。アクを丁寧に取りながら煮詰め濃縮し、撹拌しながら冷やした純な黒糖を職人の手で一粒、一粒、彫刻をしているかのように形を整えて黒糖は作られます。その黒糖を使用して、ビターチョコで絡めココアパウダーでコーティングしたのが、この「あまみ黒糖ショコラ」です。贅沢な味わいをお楽しみください。

ブランド名：奄美きょら海工房

商品名：あまみ黒糖ショコラ【12個入り】（お取り寄せ可）

黒糖とバナナを使い、“おじぃとおばぁが仲良く手作り”しているのが、『てしま』の「黒糖BANANA」です。『てしま』は奄美市の笠利町にあり、同じく手作りで「黒糖ピーナッツ」、「黒糖ふーまめ」なども手がけています。「黒糖BANANA」は、厚めに切られたバナナチップを黒糖でコーティングし、しっかりめの食感とバナナ特有の甘ウマな果物の風味、どっしりとした黒糖のコクが余韻を残します。スナック菓子のような手軽さも魅力です。

九州や沖縄で見られる植物“月桃”。沖縄では“サンニン”、奄美では“サネン”と呼ばれ、その葉を使用したお茶が「月桃茶」です。 “桃のような甘めの”という意見もあるようですが、はんつ遠藤さん的には“けっこう漢方薬的な風味”に感じたとのこと。実際にノンカフェインで、食物繊維、ミネラル、マグネシウムなどが豊富と体に良い成分もたっぷり。ポリフェノールは赤ワインの数十倍含むともいわれています。

炊いた米にすりおろしたさつまいもを加えて発酵させた発酵飲料「ミキ」をご存知でしょうか。沖縄や北海道アイヌ地方で伝統的につくられてきた飲み物です。奄美でも親しまれています。ミキは通常ドロっとしていて甘い飲み物ですが、奄美の『島とうふ屋』謹製「奄美みき」は甘さ控えめ。ミキは日が経つにつれて酸味が増していくのですが、ツウは酸味が増したミキを好むらしいですよ。古くから夏バテ防止にも飲まれています。

これが味噌！？というのが、料理家の中村まりこさんが「奄美島味噌」を目にした際の第一声だそうです。そのまま口にすると、まるでチーズのような濃厚な味わいと甘みとうまみが口にパッと広がります。中村さんのお気に入りは、サラダにチーズのようにパラパラとかけたり、炒め物の際に一緒に炒めたりすると、「奄美島味噌」のまた違った魅力が引き出されるのだとか。鎌倉の『MISO-YA KAMAKURA INOUE』でも手に入るそうですよ。

健康長寿で有名な、奄美諸島の希少酢「かけろまきび酢」。日本で唯一の自然発酵のお酢です。通常の静置発酵法では酢酸菌の菌膜を移植し発酵させますが、「かけろまきび酢」は菌類の添加は一切せず、加計呂麻島にのみ浮遊する酢酸菌・酵母菌で自然発酵されます。天然醸造酢は全国にありますが、自然発酵は日本で唯一。3年かけて発酵・熟成される天然醸造酢は味も香りもまろやか。酢ドリンクとしても、料理の隠し味としてもおすすめです。