マカオビールブロンドエール金牌
MACAU BEER COMPANY LIMITED
成田からはマカオ航空の直行便で、わずか5時間。香港の隣に位置するマカオは450年以上にわたって交易地として栄え、東西の文化が融合しながら独自の文化を築いてきた世界遺産の街です。
一方で、豪華絢爛な統合型リゾート(IR)が次々と建設されるなど、近代的な発展が急激に訪れました。今やアジアのみならず、世界的にも誇れる“最新、最先端の技術”が集まり、新たな未来型リゾート地として、注目を集めています。かつては、マカオといえば、「カジノ」をイメージしましたが、現在は大切なパートナーや家族と一緒に楽しめるエンターテイメント施設を備えたホテルなど、統合型リゾート(IR)の建設ラッシュが相次ぎ、街の表情も大きくかわっています。
今、マカオに滞在すると、歴史ある街並みと最先端の施設を一度に体験できるという、世界でも類をみない大きな魅力に出会うことができるのです。
そんなマカオで今、一番ホットな話題が、「食」です。
2017年10月、ユネスコ創造都市ネットワークの食文化部門で認定都市として、数ある世界の美食を誇る都市の中からマカオが選ばれました。
この嬉しいニュースを受け、2018年は「マカオ美食年」としてガストロノミーをテーマに様々な場所でマカオの「食」の魅力を伝えています。
そこで、今回はマカオに行ったら、絶対に食べたい代表的な「マカオ料理」をご紹介します!
「アフリカン・チキン」というと、アフリカの料理?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、こちらはれっきとしたマカオを代表する料理のひとつ。鶏肉のグリルにスパイスとココナッツミルクを合わせたソースを絡めて食べる料理です。
かつて、大航海時代にポルトガルの船乗りたちがアフリカで出会った「鶏肉のグリル」に、マカオへ向かう途中に立ち寄ったインドやマレーシアの「スパイス」や「ココナッツミルク」が加えられました。ポルトガル料理を代表する「パプリカ」をベースにした真っ赤なソースに、アクセントとして加えられた、スパイスとココナッツ。まさに、東西が融合した独自の味わいの料理が完成しました!
マカオでは地元の料理を楽しめるレストランはもちろん、家庭でも作られている料理のひとつで、家ごとに受け継がれてきたレシピは、使うスパイスの種類や配合、そして隠し味に使う素材などは「門外不出」とも言われています。
カレーのような複雑にスパイスが絡み合った風味と、ココナッツミルクのマイルドな味わいは鶏肉の旨味にとてもマッチしています。出来上がりに黒オリーブを添えるのが、スタンダードスタイル。
一度食べるとクセになる独特の味わいは、マカオにある色々なレストランを巡って食べ比べるというのも楽しさのひとつです。
肉のミンチを使った料理であることから名付けられた「ミンチィ」。マカオのおふくろの味ともいえる、多くの人に親しまれた家庭の人気メニューです。
牛と豚の合い挽きを使って、あっさりとしたものとコクのある異なる種類の中国醤油を使って炒め、揚げたてのポテトを添えます。仕上げに目玉焼きをのせると、「ミンチィ」の完成。東洋の味を象徴する「醤油」を使った味付けと、西洋の主食のひとつ「ポテト」が一皿になって完成する料理です。
手間もかからず、一度にたくさん作れることから、子だくさんなマカオの家庭料理として普及しました。少し濃いめの味付けでご飯が進み、食べ盛りの子供たちのお腹を満足させるおかずとしてお母さんにとっても頼れるレシピだったのかもしれません。
ミンチィの美味しい食べ方のポイントはひとつ。上にのった目玉焼きがまんべんなく混ざるように、くずしながら、ひき肉・ポテトと一緒に混ぜ合わせます。均等に混ぜ合わせたミンチィをご飯の上にのせて食べれば、あなたもマカオの味を堪能できます!
最後にご紹介するのは、活きの良いカニを一匹丸ごと使った「カニのカレー炒め」です。海鮮物が豊富なマカオの中でも、新鮮なカニを使った料理は贅沢なメニュー。旨味たっぷりのカニをカレーのスパイシーな風味でいただきます。
タイの「プーパッポンカリー」や、シンガポールの「チリクラブ」など、アジア各地で食べられているカニを使ったスパイシーな料理。マカオの「カニのカレー炒め」は、そんなカニ料理の先駆的な存在といってもいいでしょう。インドから伝えられたカレーのスパイスを、マカオ周辺で獲れるカニと組み合わせたとてもシンプルな炒め料理です。
辛さよりも香り高いスパイスが特徴で、カニの味わいを邪魔をしません。カレーに溶け出した旨味たっぷりのカレーソースは、マカオビールとの相性も最高です。両手で掴みながら、豪快にかぶりつきたい一皿です。
マカオ料理を食べるなら、ぜひ一緒に楽しんでいただきたいのが、マカオビールです。ゴールデンエールといわれ、淡い褐色の色が美しくホップの芳醇な香りが特徴です。苦味が強くないので、とてもまろやか。スパイスの香るマカオ料理にもピッタリです。深味のある味わいと、ソフトな飲み口、そして後味のスッキリ感。エールタイプの特徴である、フルーティーな香りも楽しんでいただけます。
ぜひ、マカオのご当地ビールをマカオの美食とともに楽しんではいかがでしょうか?
マカオの「食」を語るなら、まずはこの3つの料理を食べてみてください。大海原を旅した船乗りたちが、世界から集めた貴重な素材を見事に融合させた「マカオ料理」。
これから始まる「マカオの旅」を東西融合の文化がもたらした「味」の冒険からはじめてみてはいかがでしょうか? どこか懐かしさを感じさせる味わいは、旅の始まりにぴったりの風景をあなたの胸に深く刻んでくれるでしょう。
現地で、マカオ料理、ポルトガル料理を楽しめる人気店『ヘンリーズ・ギャレー・マキシム』。ウォーターフロントで夕陽が沈む頃に訪れると美しい風景とともに食事が楽しめます。
■店舗情報
ヘンリーズ・ギャレー・マキシム(マカオ・ポルトガル料理)
HENRI’S GALLEY
4 G-H. AV. DA REPUBLICA R/C, MACAU
http://www.henrisgalley.com.mo/main_en.htm
MACAU BEER COMPANY LIMITED
※掲載情報は 2018/06/22 時点のものとなります。
政府観光局
マカオ政府観光局
ヨーロッパとアジアの文化が融合した独特の雰囲気を持つ都市、マカオ。
大航海時代にポルトガル人が途上の寄港地から持ち込んだ食材やスパイスと地元の料理を融合して作られたマカオ料理、本格的なポルトガル料理や広東料理を始め各式の中国料理まで多彩な食文化が揃っています。
2017年10月には、そのユニークな食文化が評価され、『ユネスコ創造都市ネットワーク』食文化都市に認定されました。
ミシュラン星付きレストランからローカルフード、エッグタルトに代表されるスイーツまでバラエティに富んだグルメが楽しめる「ガストロノミー・シティ」マカオの情報をお届けします。