記事詳細
干菓子は供物や冠婚葬祭用として発達してきましたが、口寂しいときにちょこっと食べられるお菓子としても親しまれてきました。乾菓子ともいわれ、水分の少ない和菓子を指します。落雁や金平糖、おこしが日本の伝統菓子として有名ですね。今回は歴史ある老舗和菓子店の干菓子をセレクトしました。どれも伝統の製法と味を守り続ける、上質なお菓子。誰もが一度は口にしたことがある伝統的なものですが、あらためて干菓子の良さを味わっていただきたいものばかり。自宅用にはもちろん、贈り物としてもおすすめです。
落雁のような伝統のデザインが可愛いらしい「高岡ラムネ」
天保9年創業、富山県高岡市に店を構える老舗和菓子店「大野屋」の「高岡ラムネ」。落雁と間違えてしまうような見た目の、伝統的な可愛らしいデザインで有名です。長い歴史の中で使用されてきた木型を使用し、鯛や俵などの縁起の良い模様や、貝や花の可愛いものまで、デザインは多種多様。富山県産のコシヒカリの粉末や国産素材を組み合わせた、職人手づくりのラムネです。味は、しょうが・柚子・イチゴ・リンゴ・季節ものなどが揃っているので、食べ比べて好きな味を見つけては。
ブランド名：とこなつ
商品名：高岡ラムネ詰合せ4個入（お取り寄せ可）
噛むほどに広がる美味しさ福井の銘菓「けんけら」
福井県大野市の伝統銘菓として、明治20年創業の「亀寿堂」が販売する「けんけら」。水あめと砂糖を煮詰めて、きな粉とすりごまを混ぜ、1mmほどの薄さに伸ばしたものを切り分け、手作業でねじって仕上げたお菓子です。カリッとした歯ごたえにきな粉の香ばしさ、噛めば噛むほど広がるやさしい味わいは、クセになりそう。日持ちも良く、値段も手ごろなので、お土産用のほかに、自宅のおやつとしてもおすすめです。
手づくりで伝統の味を守るワンランク上の雷おこし「古代」
東京土産の代表格で知られる「雷おこし」。その雷おこしの専門店として明治30年から作り続けている「大心堂」の「古代」は、職人技が生きたワンランク上の美味しさがあります。雷おこしは庶民的な和菓子の印象ですが、「古代」はおこし種と落花生の歯ごたえや粒感、香ばしさとコク、飴との調和など、大量生産していない上質な味わいです。味はあっさりの白砂糖とコクのある黒糖で、幅広い年齢層の方に喜ばれるでしょう。
一子相伝の伝統の味わい、日本唯一の京都老舗の「金平糖」
京都の老舗「緑壽庵清水」は、日本で唯一存在する金平糖専門店です。弘化4年に創業し、150年以上の歴史を持つ、一子相伝の技として受け継がれてきた「金平糖」が作られています。正式なレシピはなく、金平糖を作るには長年の経験が必要。砂糖以外の素材を加えると結晶しないという常識を覆して、さまざまな味を生み出す金平糖作り。定番の13種類の味のほかに季節ものもそろい、手作りならではのひとつひとつ違う形も魅力です。
安曇野の道端の神さま、小豆の落雁「道祖神」で運気アップ
「開運堂」と、お店の名前を見ただけで運気がアップしそうな、松本にある老舗和菓子店の落雁「道祖神」。道祖神のふるさとは安曇野で、道端の神さまとして石像が点在しています。その道祖神をかたどった落雁は、小豆の焦し粉と和三盆を使って作られているお菓子。仲睦まじく愛らしい道祖神の姿に、ほんのりとした甘さの食べやすい味と、お茶を飲みながら心が和みそう。家内安全や夫婦和合の意味を込めた贈り物にいかがですか。
※掲載情報は 2018/04/16 時点のものとなります。
- 6
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。
