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ナチュラルチーズを専門に取り扱っておりますフェルミエのことは、チーズ好きの方はご存知の方も多いのではないでしょうか。「作り手の顔が見える」ということにこだわり、フランスのパリやイタリアのミラノを中心に、およそ200種類のナチュラルチーズを取り扱っています。今回は、すでに厳選された商品ばかりのフェルミエのチーズたちではありますが、そこからさらに厳選して、是非試していただきたいウォッシュチーズをご紹介します。
ワインの名産地、ブルゴーニュで作られる濃厚なチーズ
最初にご紹介したいのはフェルミエの「エポワス」というチーズです。こちらのチーズはワインの名産地であるフランスのブルゴーニュ地方で作られています。その特徴はねっとりとした濃厚さ。力強く、繊細な風味でありながら、最後には上品な甘い香りが鼻を抜けていきます。赤ワインはもちろん、焼酎や日本酒にもよく合いますので、お酒が好きな方には是非おつまみとして試してみていただきたいチーズの1つです。
王者のワイン、シャンベルタンのために作られたチーズ
あのナポレオンが愛し、「王者のワイン」「ブルゴーニュの王」などと呼ばれているシャンベルタン。このワインを楽しむために作られたチーズが、ラミデュシャンベルタンです。このチーズの名前を訳すと、「シェンベルタンの友達」という意味になります。まさにシャンベルタンのために作られたチーズであると、納得です。先述のエポワスを手本に作られていますが、エポワスほど流通していないので、専門店などに問い合わせないとなかなか手に入りません。特別感を演出したい時に、是非おすすめしたいチーズです。
夏の間、期間限定で製造されるとろっとろのチーズ
広大な自然のアルプスの山々で、春から夏にかけて風味が豊かで栄養も豊富な牧草を食べた牛のミルクを使って作られる、マニゴディーンというウォッシュチーズがあります。熟成期間中におよそ25回も丁寧に表面を洗い、この外皮はとても複雑な味わいをしています。濃厚なミルク感を楽しめるこのチーズは、豊かな風味と柔らかいタイプのチーズがお好みの方には特におすすめです。冷たい白ワインとともにいただけば、至福のひと時を過ごせることでしょう。
スプーンですくって食べる、冬を代表するチーズ
18世紀にはすでに当時の書物に記載されている、歴史あるモン・ドールというチーズ。スプーンでそのまますくって食べることができる、とろとろのチーズです。9月から5月ぐらいまで販売され、冬のチーズの代表格です。このチーズをパンと一緒に味わえば、まさに至福のひとときを過ごすことができるでしょう。ドライフルーツやハチミツを添えても美味しく召し上がれますので、手に入れたら是非試してみたいただきたい食べ方です。
修道士たちの手によって作られる神のチーズ
「シトー派修道院」という意味であり、その名の通りシトー派の修道院で造られているアベイ・ド・シトーというチーズがあります。中世ヨーロッパでは、修道士にとってワインとチーズ造りは重要な仕事のひとつであり、特に修道院においてウォッシュチーズの名品は数多く存在しています。アベイ・ド・シトーも、修道士によって、生産から熟成まで行われている、まさしく「神のチーズ」なのです。むちっと弾力のあり、とてもなめらかな口溶けのチーズです。
※掲載情報は 2018/02/18 時点のものとなります。
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