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奇跡の果実シーバックソーン
今回ご紹介するのは先日、訪れた北欧(フィンランド、デンマーク)でみつけた商品です。
北欧で皆に愛されている果実「シーバックソーン」をご存知でしょうか。
北欧やロシアなど寒冷地帯に広く野生していて、日本では「サジー」や「シーベリー」とも呼ばれている黄色い実のフルーツ。
まだ日本の市場ではあまり普及しておらず、北海道で栽培をされている農家さんを見つけました。
“奇跡の果実”とも呼ばれており、3種類のビタミン(ビタミンA、C、E)と飽和脂肪酸(オメガ3、6、7、9)を同一果実に多量に含むのは、シーベリーだけなのだそう。
小さな果実シーベリーに含まれる豊富な栄養素の数は、なんと299種類もあるというデータがあり、その栄養素の多さと栄養価の高さから「スーパーフルーツ」や「ミラクルフルーツ」と呼ばれています。
ビタミンAがレモンの56倍、ビタミンCがブルーベリーの10倍、ビタミンEがイチゴの12倍!だそうです。
フィンランドでは、路上で果実や野菜が売られており、そこでもシーバックソーンを見つけました。
身体にも美容にも、健康にも良い栄養のかたまりシーバックソーンは、ヨーロッパとくにフィンランドでは古くから冬のビタミン補給源として摂られていたそう。
天然果実の恵みを閉じ込めたコンフィチュール
デンマークのコペンハーゲンにあるマーケットでシーバックソーンを使った商品を発見しました。
ノアポート駅から歩いて直ぐにある屋内型市場「torvehallerneKBH」(http://torvehallernekbh.dk/)には、野菜やフルーツ、肉や魚などの生鮮食品やコーヒーやスイーツにパン……食材など様々なものが購入できます。お土産選びにも楽しいマーケットです。
シーバックソーンから採れるオイルの美容品もありました。
マーケット内のお店で見つけたのが、ご紹介するシーバックソーンのコンフィチュールとフレークです。
デンマークの“バルト海の宝石”と呼ばれる離島、ボーンホルム島の雄大な自然の中で栽培されたもの。
ボーンホルム島はまるで地中海のような温暖な気候でデンマークでは、最も気候に恵まれた地域だそう。
シーバックソーンの酸味と独特の発酵臭のような香り。
甘さと酸味のバランスが良いコンフィチュールです。
北欧でよく好まれるサワードウブレッド(長時間発酵させて作るパンで乳酸菌が豊富な酸味のあるパン)にコンフィチュールを塗って。
日本に帰ってきてからも、北欧らしい朝食を楽しめます。
「カリっと焼いたサワードウにバターを塗り、ハムとチーズをのせて、そこに甘いコンフィチュールをトッピングして食べていたよ」とコペンハーゲンに住んでいた事のある夫が教えてくれました。
クリームチーズとこちらのコンフィチュールを塗ったクラッカーは、おうちで映画を観る時のおつまみにもぴったりです。
これからの季節ですと、ボンボンショコラを作るときに中に入れて、シーバックソーンフレーバーのボンボンショコラを作ったらおいしそう。
果実をフリーズドライにしたフレークは、前菜に使って、料理のアクセントに。また、ヨーグルトにトッピングしたり、スムージーに混ぜてみたり……お菓子作りに使ってみたり。栄養たっぷりなので、お薬のようにそのまま頂いても良いですね。
シーバックソーンの魅力がぎゅっと詰まった商品で、家庭用にも、お友達へのお土産にもオススメです。
北欧に伺う機会があれば、ぜひ味わっていただきたい逸品です。
※掲載情報は 2018/01/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/フードアナリスト/ライター
三神さやか
料理研究家/フードアナリスト/フードコーディネーター/食育インストラクター/ライター
料理家アシスタント、和フレンチ料理店勤務を経て、料理学校にてフードコーディネーターを学ぶ。
経験を積みフリーランスとなる。
その後も、星付き懐石料理人・フレンチシェフに学び、スキルアップを続ける。
企業のレシピ考案、商品開発、審査員、食育活動をはじめ、飲食店のメニュー考案・レシピ監修など。
本・雑誌・webコラム執筆、食のライター。
テレビやラジオなど、多岐にわたり食の分野で活動の場を広げている。
WFP国連世界食糧計画チャリティーパーティーのスタッフを務めるなど『食』を通じて人が笑顔になる活動をしている。
心にも身体にも優しく、内側から健康で美しくなれるレシピ考案や食育レシピを提案中。
elle a tableオンラインレシピ掲載中
http://m.elle.co.jp/atable/cooking/list-c-author-Mikami_Sayaka
webマガジン ANGIE 毎月掲載中
http://angie-life.jp/author/saya103/