記事詳細
紹介している商品
「美味しい海苔」と「下水道」の意外な関係!
「BISTRO下水道」という聞きなれない言葉に「?」と思った方も多いはず。2013年より国土交通省と日本下水道協会が主導し、下水道資源の有効活用に取り組むプロジェクトとしてスタートしたのが「BISTRO下水道」です。
あまり知られていない「下水道資源の有効活用」についてもっと多くの方に知ってもらうため、この「BISTRO下水道」という「食」を通したプロモーション活動がおこなわれるようになりました。ミス日本「水の天使」もそんなPR活動をお手伝いしています。
下水道は今、「宝の山」といわれています。例えば、農業肥料の三大要素である窒素・リンが豊富で、おいしい野菜作りには欠かせない重要な成分です。暮らしから出る下水道はアミノ酸やミネラルが豊富なことにも注目度が高まっています。
窒素やリン、アミノ酸やミネラルは、畑だけではなく海で養殖される海苔にも欠かせない重要な栄養素です。
佐賀市では、下水道の処理水は、有明海の海苔養殖期の冬場に合わせて、この窒素やリンを含む栄養塩を多く流すことにより、美味しくなり色落ちも防ぐなど、海苔養殖日本一に貢献しているそうです。
「BISTRO下水道」の取り組みは、美味しくできた海苔や農作物を「じゅんかん育ち」としてブランドネームをつけ、「食」を通してPRされています。毎年、大型ショッピングセンターで開催される『佐賀上手いものフェア』でも、毎回完売するほどの人気だそう。
私も今夏に佐賀市を訪れ、有明海の海苔養殖場を視察致しました。
ご飯に、おつまみに!手軽に海藻を摂れる絶品海苔
そのままでも十分に美味しい佐賀市・有明産の海苔をさらに食べやすく加工したのが『塩のり工房 有明の風』の塩のりシリーズ。こちらの海苔を知ってから、すっかりその味に魅了された私にとって、もう欠かすことができないくらい大好きな海苔なんです。この海苔を知ったきっかけが、まさにこの「BISTRO下水道」の活動でした。
プレーンな「塩のり」も美味しいのですが、私が特に気に入っているのは「黒こしょう 塩のり」です。黒こしょうのピリッとしたスパイシーな風味が後を引く、まさに手が止まらなくなる美味しさです。ご飯にも合いますが、お酒のおつまみにも最高に合います。
ミス日本への食事指導にも必ず海藻を食事の中に摂り入れるようアドバイスを行っています。海藻類はミネラルを多く含んでいて、しかもローカロリー。食事が偏りがちな時でも、手軽にミネラルを補給できる焼き海苔はとても重宝します。
12月10日からミャンマーで行われた「太平洋・アジア水サミット(The 3rd Asia-Pacific Water Summit)」にミス日本「水の天使」が出席。併せて行われた国土交通省の国際会議では、日本の「BISTRO 下水道」の取り組みについて、英語でプレゼンテーションを行い、プレゼンテーションでご紹介した佐賀の「海苔」も皆様に配布しました。
「下水道」と「食」にこんな関係があったなんて、まだ、ほとんどの方は知らないと思います。海苔だけではなく、野菜の肥料としても活用されている「下水道資源」。これからも、ミス日本「水の天使」がお手伝いする「BISTRO下水道」のPR活動を通して、もっと皆さんに循環型社会の要になる「下水道」の役割を知っていただく機会が増えていけば嬉しいと思います。
※掲載情報は 2017/12/23 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
一般社団法人ミス日本協会 理事
和田あい
始まりは1950年、日本で最も歴史のある「ミス日本コンテスト」。3つの美「内面の美・健康の美・行動の美」を兼ね備えた日本女性に贈られ、若く可能性ある女性に様々な経験と成長の機会を提供し育てるコンテストであり、現在では「学び・成長あるコンテスト」と称されている。
祖父の代よりこのコンテストを継承し、兄と共にコンテストの運営・営業・企画、ミス日本達のマネージャー業務、また、日本のダイエットのはしりと呼ばれる「和田式ダイエット法」(=ミス日本式)を継承し、健康なからだ作りを指導。
2017年1月23日にはレシピ本「ミス日本の美人食」(小学館)を発売。