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フルーツぎっしり!パン生地の素朴な食感が絶妙なシュトーレン
千葉県流山市の森の中にあるカフェ『148カフェ』。ナチュラルな雰囲気の中でウェディングパーティーができる『バーンアンドフォレスト148』の敷地内にあり、緑に囲まれながらゆっくりとした時間を過ごせる“幸せ”溢れるスポットのベーカリーカフェです。
山小屋のように木の温もりが感じられる店内に、毎日焼きたてのパンが並びます。そんな『148カフェ』で見つけたオリジナルシュトーレンを紹介いたします。
こちらのシュトーレンは、生地が美味しく、中に入ったドライフルーツもお酒に漬け過ぎていないので、フルーツ自体の美味しさや風味を楽しめます。ジンジャーや数種類のスパイスが効いていて、まさに、正統派!のシュトーレン。
シュトーレンは焼き上げた後、熟成してパンに移るフルーツの風味が日ごとに増していく過程を楽しみながら少しずつスライスして食べる、「今日よりも明日」が楽しみになるお菓子です。
たまたまこちらのシュトーレンを手土産で頂いて食べたのですが、その美味しさに感動してしまいました。少しずつ……少しずつ……食べながら、食べ終わる頃には「また食べたい!」という気持ちになり、私もこちらのシュトーレンと同じようなものを作ろうと、挑戦してみたほどです。
このシュトーレンを提案したのが、ベーカリースーパーバイザーとして活躍されている平野雅樹シェフ。『ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ』のシェフブーランジェを務めていたという経歴の持ち主で、パン製造技術の指導などの講師やコンサルティングなどを行っています。
平野シェフならではのこだわりである「パン」を感じさせる生地は、食感もあり、しっとりとしていて、中に入ったフルーツを上手くまとめています。
オレンジピール、レモンピール、レーズンなど、数種類のドライフルーツをフルーツ由来のお酒に漬け込むそうで、その期間は1ヶ月。フルーツの爽やかさや風味がちゃんと残っていて、漬かりすぎていないのも、美味しさの秘密です。
最近のシュトーレンはバリエーションも増えて、お菓子のようなものも多くなっていますが、こちらはまさに正統派の美味しさを楽しめるシュトーレン。日に日にしっとりと変化していくパン生地の食感が素晴らしく、誰が食べても大好きになる美味しさだと思います。
幸せ溢れるスポットで生まれたシュトーレン、皆さんもぜひ召し上がってみてください。
※掲載情報は 2017/12/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーパティシエ
向井聡美
北海道出身。製菓学校在学中から、食品メーカー主催のパティシエコンテストでグランプリを受賞。現在は、フリーランスとして製菓学校の講師や企業のレシピ開発などを行っている。積極的に製菓コンクールに参加し、2013ジャパン・ケーキショー東京 プティ・ガトー部門連合会会長賞(優勝)、2011年・2012年BUKOクリームチーズコンテスト優勝、クープ・デュ・モンド2017日本予選チョコレート細工部門 銀賞(第2位)等数々のコンテスト受賞歴を持つ。