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食べたいときにいつでも気軽に手に取ることのできるお菓子も嬉しいですが、「この時期だけしかお目にかかれない」「今だからこそ最もおいしく感じるお菓子」となれば、愛おしさもひとしお。和洋菓子問わず、旬の果物や季節感を盛り込んだ繊細な意匠など、日本人ならではの豊かなイマジネーションの賜物なのかもしれません。そこで今回は、凍えた心身を優しくあたためてくれる味わいや、寒い季節だからこそ暖かな部屋の中で食べたくなるひんやりスイーツをご紹介します。
真っ白な雪玉お餅の中に煌めくフルーツを忍ばせて
一見「マシュマロ?」と思ってしまうほど、ふわふわで真っ白なお餅。中にはホイップクリームに餡、いちご、バナナ、栗が彩りよくおさまっています。『養老軒』の「ふるーつ大福」は、自社で炊き上げる100%北海道十勝産の小豆と旬の素材を使って丁寧に作られており、毎年この時期限定で販売されるのを心待ちにしているファンも多いそうです。“自分たち自身がお菓子づくりに喜びを感じること”をモットーとするお店の姿勢にも、お菓子への深い愛情を感じることができますね。
自然の甘さが詰まった干し柿で、冬の心と身体にご褒美を
世界中においしいドライフルーツは数あれど、日本が誇るドライフルーツ、干し柿を忘れてはなりません。「富山干柿」は、品質の良い大粒の三社柿を一つひとつ丁寧に皮むきし、丹精込めて作られています。滋養豊富で自然の甘味たっぷりの濃厚な干し柿は、冬の贈り物としても喜ばれるはず。その昔、加賀三代藩主前田利常公が、鷹狩の際にひとりの老爺から差し出された手製の干し柿に感激し、干し柿作りを奨励したというエピソードにも心があたたまります。
朝食べる?夜にする?厳選カカオとオレンジが芳醇な香るチョコレート
Bean to Barチョコレートの草分け的存在の専門店『Minimal』から、バレンタイン時期限定でオランジェットが販売される予定です。砂糖漬けしたオレンジピールにチョコレートをかけたオランジェットは「Morning & Night」と名付けられ、食べる時間帯にマッチするよう、味わいに変化をつけています。朝はナッツのような風味、夜にはスパイシーな香りづけがされていて、どちらも厳選カカオの芳醇な香りを存分に楽しめそうですね。
冬こそ暖かな部屋で、ひんやりツルンとした水ようかん
水ようかんは夏のお菓子というイメージを持つ方も多いと思いますが、厳寒の冬を迎える北陸・福井県では、“暖かな部屋でこたつに入って食べる”のが定番だそう。確かに、冬の夜に家族で鍋料理などを囲んだあと、デザートにひんやりとした水ようかんが出てきたら、さらに会話も弾みそうですよね。福井の水ようかんは黒砂糖のコクのある優しい甘さが特徴で、冬だからこその味覚を懐かしがる県民の方も多いとか。真似したくなる素敵な風物詩です。
じゅわっととろける豊かな風味「あたためくりーむパン」
広島県三原にある『八天堂』の「あたためくりーむパン」は、その名のとおり温めて食べる“冬のおやつ”です。「あんバター」「スイートポテト」などたくさんの種類が揃っていて、温めるとじゅわ~っととろけたクリームやバターがパンにしみて、その豊かな風味の虜に。“大量生産ではない味”を目指し、生地を傷めないよう丁寧にこねられたパン、そして手作業で詰められていくクリームは絶品です。熱いコーヒーや紅茶と共に、ご賞味ください。
※掲載情報は 2017/12/01 時点のものとなります。
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