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チャイからただよう幸せの香り
昔インドとオーストラリアはくっついていたらしい。
オーストラリアからインドが離れて移動していってユーラシア大陸にぶつかりヒマラヤが生まれたそうな。
雄大な歴史を感じさせるものが我々の日常にも結構ある。
その一つが「チャイ」だと思う。
もともと「CHA」は中国から5000年前から様々なところに輸出されていたそうです。そんな「CHA」がより世界に広まっていくのは15世紀頃。ポルトガルが中国南部の地域と貿易を始めたのがきっかけだそうです。陸路、航路と様々な場所にポルトガルは「CHA」を持っていきました。その当時、インドにも拠点をおいていたので、そこでも広めたそうです。
所謂「大航海時代」ですね。同じ時代オランダも中国と貿易していたそうで、彼らはどちらかというと今でいう福建省の地域と貿易していたことから「TE」を持ち帰りヨーロッパなどに広めたそうです。
「CHA」と「TE」、言葉が違う地域から違う国が持ち帰って広めたため同じものでも世界で呼び方が違うのですね。
インドの「CHAI」は中国北部からシルクロードを通ってムガールの王様がペルシャ経由で持ってきたそうです。最後の「I」はペルシャ地域独特の発音の名残だそうです。
そんな「CHA」もインドでスパイスと出会い、香り豊かなマサラチャイが誕生しました。インド全土で愛されているチャイは世界中からの旅行者にも愛され、様々な国々や地域に旅立っていきました。
オーストラリアの「PRANA CHAI」もその一つ。マサラチャイが大好きな青年がオーストラリアで研究に研究を重ねて作ったそうです。
蜂蜜と紅茶(セイロン)、スパイスがミックスされています。
セイロン紅茶独特の爽やかさと蜂蜜の優しい甘さ、スパイスの芳醇な香りが徐々に徐々に楽しめる。幸せが3段階でやってくる感じでしょうか。
数年前に誕生したこの商品ですが今では日本でも購入出来るようになったみたいです。
身体を芯から温めてくれるスパイス。
ご自分用にもプレゼントにも最適な逸品かと。
何千万年前には同じ大陸だったインドとオーストラリアのことを思って飲む「PRANA CHAI」はちょっとした時間旅行も楽しめたりします。
PRANA CHAIの代表
左からビンセント・コンチ 、 コライ・ゲンセル 、 マリオ・ミニチッリ
PRANA CHAI MASALA BLEND 250G
プラナチャイ・マサラブレンド 250グラム
250グラム / 2160(税込)
※掲載情報は 2017/11/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
鎌倉「アナン」三代目
メタ・バラッツ
1984年、鎌倉生まれ。
南インド・ニルギリの高校GSIS(Good Shephered Int’l School)を卒業し、スイス・ジュネーブのCollege du Lemanにてケンブリッジ大学のA Levelを獲得。その後、スペインに留学して経営学と料理を学び、帰国。アナン(株)にて新商品開発やネーミング・新規事業の改革等に携わりながら、北インド・グジャラート出身である父アナン・メタの元で、アーユルヴェーダを基にした料理を実践している。旬の野菜をテーマにしたカフェ「移動チャイ屋」を立ち上げ、出張料理を精力的に展開中。