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米麹のつぶつぶ感がたまらないホッコリ甘酒
日に日に寒くなるこの頃。季節は冬へと向かっているのですから、寒くなるのは当たり前なのですが、夏生まれの私には苦手な季節到来です。冷たくなった体を温めようと、ついつい手が伸びてしまうのが甘酒。我が家では頻繁に登場するのですが、先日、新潟の友人から素敵な甘酒をプレゼントしていただきました。
明治24年創業の山田醸造が作る「新潟米こがねもち浮き麹 あま酒」は、新潟産のもち米「こがねもち」を使用した甘酒。じっくり3日間かけて発酵させています。瓶をみるとよくわかりますが、“浮き麹”というだけあって、米麹が瓶いっぱいに浮かんで存在感を出しています。麹の量が多く、まるで甘酒を食べているかのように、どんどん麹が口の中に飛び込んでくるんです。丸みのある優しい甘味があって飲みやすいのも嬉しいところ。米麹の自然な甘味の力強さを感じます。
甘酒は温かくして、すりおろし生姜をちょこっと入れてもおいしいし、体がポカポカになってホッコリします。豆乳を加えてもコクが増しますね。また、煮物や炒め物に入れれば、甘味のアクセントになるでしょう。我が家でも豚肉の生姜焼きを作る時に使っていて、お肉もやわらかになって、ごはんがすすんじゃう。ネットなどでも、アレンジレシピがたくさん出ているので、料理のレパートリーも増えそうです。
これからの季節、しっかり体を温めるための“温活”が盛んになります。この甘酒はノンアルコールなので、小さなお子さんも飲めますし、年齢問わずに愛飲していただけると思います。
友人からの優しい心使いにホッコリするとともに、寒い冬に向けて常備したい甘酒のひとつとなりました。
※掲載情報は 2017/10/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。