毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

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愛媛で230年越の歴史を刻む砥部焼も陶芸家の手により進化中。

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

 実は私、砥部焼大使第106号を拝命していて、約80ほどある砥部焼の窯元さんとも、ちょいちょいご縁をいただだいている。
 愛媛県伊予郡砥部町(とべちょう)でうまれる「砥部焼」。奈良・平安時代には、砥部で切り出された砥石は 観世菩薩像造立の際に使われたと「東大寺 正倉院文書」に記されているほど。明治時代には中国などに輸出されていた時期もあった。昭和51年には陶器では全国で6番目に「伝統的工芸品産地」として指定されている。
 砥部焼といえば、青みがかった白色で、全体的にぽってりとしたフォルムに、勢いのある筆さばきで砥部焼の伝統的な文様「太陽文」、「唐草文」、「なずな文」を描いたものが一般的で、分厚くて丈夫。私も含め、愛媛に長年居住している家庭では、必ずといっていいほど砥部焼が食卓で活躍している。が、最近では女性や若手陶芸家のアイデアや感性によって、砥部焼の幅が驚くほど広がっている。
スギウラ工房もその一つ。夫婦のたたずまいが好きだし、夫婦で陶芸家というのも素敵!

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

特に杉浦綾さんの、女性ならではの柔らかい優しいタッチは、ポップだけど日本文化に馴染むような、繰り返す紋様と丸みを帯びたカタチで、私の心を鷲掴みし続けている。

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

土を板状に伸ばしたもので形成していくので、丸だけじゃなくいろんな形の器が生み出され、ものさしではなくフリーハンドで器の足なども付けていく。梅、波、雲、ドット柄…迷うことなく、何種類もの筆を使い分けてどんどん描かれていく様は、ずっとずっと眺めていて全く飽きない。

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。
毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

本焼きの窯から出てきた作品たちは、艶と丸みと鮮やかな藍を抱きしめてキラキラ!

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

この濃淡のある青と、手書きならではの柔らかさと優しさが、和テイストの食卓にも、モダンな食卓にも、その部屋を選ばずにしっくり馴染んで存在できる所以だ。

 

いつも『使う人の生活を想像しながら器をつくっている』という綾さん。器のカタチも絵柄も、食卓を囲む人たちとお料理が器に盛られている姿を思い浮かべながら、この作品たちは生まれているのだ。

毎日食卓に並べたい!紋様もカタチも可愛くて温かい砥部焼。

「私の砥部焼は使ってもらってなんぼ。なんかいつも使ってしまうような器がいい」…はい!分かります!!!なんでもない料理もパッと映えて、お皿を洗って片付ける時にも、食器棚の一番前に置いておきたくなる!そんな愛おしい器なのだ。

 

スギウラ工房 愛媛県伊予郡砥部町五本松885-7
089-962-6608

※掲載情報は 2017/10/15 時点のものとなります。

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キュレーター情報

やのひろみ

フリーパーソナリティ/タグプロダクト

やのひろみ

1975年生まれ。松山市出身。
有限会社タグプロダクト取締役。

小中高校と運動部に所属。バレーボール・テニス・ハンドボールと、スポーツ三昧の生活をおくる。
大学在学中は劇団に所属し、イベント音響などの裏方スタッフとして活動するうちにそれが高じてこの世界に足を踏み入れ、ディレクターはもちろん、パーソナリティとしても活動。また、愛媛県内市町主催催事や企業イベントなどの企画運営にも力を入れ、各催事を総合的に盛り上げることにもチャレンジしている。現在、テレビラジオ出演ははもちろん、CM出演や企業イメージキャラクターなども努める。
2007年6月に第一子を出産。
2010年5月に第二子を出産。
2010年 第47回ギャラクシー賞 ラジオ部門 DJパーソナリティ賞受賞(全国で1名)
2009年・2012年・2013年・2014年 民間放送連盟賞ラジオ部門全国優秀賞受賞。

NPO法人 俳句甲子園実行委員会 理事
NPO法人 国際地雷処理・地域復興支援の会 理事
キリンビールを応援する、愛媛の お祭り課長
砥部焼大使第106号
大洲味楽来しいたけ 宣伝大使

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