月よりだんご!?十五夜気分を盛り上げる全国おだんごデザート

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一年で最も月が美しい十五夜。今年は10月4日にあたります。一説には縄文時代にはじまった、満月に豊穣の感謝と祈りを捧げる風習で、月見台を用意したり、ススキで飾りつけたりと正式なお祝いは地域によって異なるようですが、もっと手軽にという方はおだんごを食べながら月見を楽しむことで十五夜気分を味わってみてはいかがでしょう。今回は全国のおだんごをお届けします! おだんご片手に静かな秋の夜更けをお楽しみください。

1:あんことみたらしの両方を一度に! 欲張りさんも大満足な沼津の「雅心だんご」

月よりだんご!?十五夜気分を盛り上げる全国おだんごデザート

おだんごというと、あんこ派?みたらし派?という話によくなりますが、どっちも選べないという方におすすめがこちら。沼津市の老舗和菓子屋『雅心苑』の「雅心だんご」は、少し大き目のおだんごの中にはあんこがぎっしり、外にはみたらし蜜がたっぷりとかかった、どっちも派にとって夢のようなおだんご。甘すぎない?という方もご安心を。中のあんこは漉し餡で上品な甘さなので、どこまでもスイスイと食べられてしまいます。

2:店頭販売オンリー! 愛媛でお月見気分を味わうのに最適な「元祖坊っちゃん団子」

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明治39年に発表された、かの有名な夏目漱石の小説「坊っちゃん」の中で、主人公の坊っちゃんが夢中になったおだんごが創業明治16年の『つぼや菓子舗』の「元祖坊っちゃん団子」です。当時は今のような三色団子ではなく、小豆餡のみの「湯ざらし団子」として親しまれていて、大正10年頃に今のスタイルになりました。職人がひとつひとつ手で丸めて作っているおだんごは店頭販売のみとなります。愛媛へお月見旅行なんていかがでしょう。

3:天狗のレシピでお月見を満喫! 職人が 3日かけて仕上げる石川の「あんころ餅」

月よりだんご!?十五夜気分を盛り上げる全国おだんごデザート
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続いては石川県から、県民なら知らない人&食べたことがない人はいない、お馴染みの銘菓「圓八のあんころ餅」をご紹介します。創業元文2年(1737年)という長い歴史を持ち、このあんころ餅は天狗がレシピを教えてくれたという言い伝えがあるそうです。生あんを蒸して水にさらして灰汁抜きする工程を3回も繰り返し、出来上がるまでに3日かかるおだんごは竹皮に包まれているため、趣きある竹の香も楽しめます。

4:岩手のロングセラー! つるりんだんごから餡がとろ〜りあふれる「ずんだ団子」

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明治36年に岩手県一関市で創業した老舗和菓子店『松栄堂』。昭和63年におだんごの中にごま蜜を包んだ「ごま摺り団子」が誕生し、ロングセラーに。そのアレンジとして登場したのが「ずんだ団子」です。赤ちゃんのほっぺのように気持ちいい、もちもちつるりんとしたおだんごの中から、自然な甘みのずんだ餡があふれ出し、枝豆の粒感が少し残った食感と独特な香りが口いっぱいに広がります。お取り寄せも可能です。

5:魚河岸の旦那衆もトリコ! 完全自家製の上新粉で作る東京・築地の「茂助だんご」

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ここから東京のおだんごを3つご紹介します。築地市場に本店を構える『茂助だんご』は、創業明治31年。魚河岸の旦那衆からも愛されているおだんごは手土産としても大人気です。一番人気は「あんだんご」。粒とこしが選べ、上品で素朴なやさしい甘さと、もっちりとした団子のおいしさには頰が落ちてしまいます。おだんごの上新粉は完全自家製で国産米コシヒカリを挽くところからはじめ、噛むほどに口の中に甘みが広がります。

6:長きに渡り旅人に愛されてきた旅の銘菓! 東京・新宿のもっちもち「追分だんご」

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東京・新宿に本店を構える『追分だんご本舗』。店名は、青梅街道と甲州街道の分岐点である“新宿追分”にあったことに由来し、その土地で長きにわたり旅人に愛されてきたおだんごです。やわらかさと食べごたえを兼ね備えたもっちもちのおだんごには、ややしっかりめの焦げ目がつき、たっぷり過ぎるほどのみたらしタレが絡められています。一本単位でパッケージされているので、一人暮らしでも気軽にお月見気分を味わえそうです。

7:名だたる文豪が愛した日暮里名物! 焼き派とあん派に人気を分かつ「羽二重団子」

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夏目漱石や正岡子規など明治の文豪たちが足を運び、多くの作品にも登場している日暮里名物「羽二重団子」。文政二(1819)年、190年余の歴史をもつ和菓子の老舗のおだんごです。平べったい円盤型のおだんごは、なめらかでしっかりコシがあります。甘さ控えめなこしあんに包まれた「餡団子」と、生醤油味で香ばしい焼き加減であっさり楽しめる「焼き団子」の2種あり、人気を二分しているので初回ならどちらも味わってみて。

8:並べて十五夜気分ばっちり! 大正天皇に献上された由緒正しき「宮様まんぢう」

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静岡で100年以上の歴史をもつ老舗『潮屋』の「宮様まんぢう」。こちらはおだんごではなく、おまんじゅうですが、たくさん並べると月見団子のような、十五夜気分を味わうにはぴったり。大正天皇に献上された由緒正しい銘菓で、さらりとしたほど良い甘みに、自家製の酒種にこだわり、米糀の甘酒を用いた昔ながらの製法で酒の香りがふわりと香ります。小さめサイズでついつい手が伸びてしまうおいしさなので、食べ過ぎ注意です。

※掲載情報は 2017/10/04 時点のものとなります。

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