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どの種類でも外れないので、季節にあった「おまかせ」が楽しい!
私は妹が石垣島に住んでいるので、なんだかんだと毎年出かけてゆくのです。
そう、美味しいものもたくさん覚えましたし、行けば必ず訪れるというお店も増えました。そして滞在中の合言葉は「エブリデイ・ワンミルミル」なのです。なんの事やらさっぱり分からないでしょうけど・・・・この意味はですね、「石垣島にいる間は毎日絶対に一回はミルミル(というアイスクリーム屋さん)に出かけて行ってアイスを食べるのが使命かつノルマでお楽しみ」ということなのであります。
牧場のアイスクリームというだけで、美味しくて当たり前なのですけれど、沖縄の食材を見事にアイスにアレンジしている点ですごいんですよ、例えば・・・。
島豆腐は、濃いミルク味が口のなかで溶けた後に、噛み応えのあるしっかりした細切れの豆腐が残ります。これが不思議な食感で噛むとちゃんと豆の味を感じます。これがクセになるわけですね。普通の豆腐では出ない食感とミルク味との相性の良さがなかなかです。
フーチバーは沖縄の「よもぎ」です。そう、草餅にするあの草ですね。和菓子に使うくらいですからアイスにならないわけはない。はじめのひとくちで香ってくる草の香りはちょっとびっくりします。「アリ」です、よもぎアイス。
ドラゴンフルーツは夏の季節ものですが、真っ赤できれいですよ。この果物は、白いのもありますが、それは甘くなくていまひとつ(だと私は思う)です。ミルミルでは、石垣産の真っ赤な方のドラゴンフルーツがたっぷり。黒い種の多さでどれだけ本物のフルーツを使っているのかよくわかります。
島バナナは、何と言ってもバナナの味が濃い!
紅芋は、お芋がたっぷり入っているので、芋の食感がねとっとしていてうっとり。
塩黒糖も沖縄らしくていいですねー、塩も黒糖も沖縄の名産品。味の良い塩と味の良い黒糖でかなりリッチです。
変わったものではグァバの葉とかクロレラもありますよ、さてどんなお味かな!
素材重視なので、旬の果物などで作っています。ですから旬以外は食べられないという種類も多いんです。でもそれが美味しさの証。マンゴーもパイナップルもドラゴンフルーツも、もちろん島かぼちゃや黒糖ジンジャー、スターフルーツなど、送られてきたものがその時の美味しいもの。ハズレがないので大丈夫!楽しんでください。
※掲載情報は 2017/09/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
インドスパイス料理研究家
香取薫
有限会社 食スタイルスタジオ 代表取締役
キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。さまざまな地方で本場の家庭料理を習う。料理教室は1992年創業、数多くのインド料理店主、講師を輩出。教室にはスリランカ料理とアーユルヴェーダ料理コースも併設。ポリシーは日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。
著書に『5つのスパイスで作れるはじめてのインド家庭料理』(講談社)、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』(河出書房新社)、『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体』(佐藤真紀子共著、径書房)、『『ひとりカレー かんたんレシピ45』(幹書房)、『家庭で作る本格インド料理』(マーブルトロン)、『アーユルヴェーダ・カフェ』(著・上馬塲和夫、料理・香取薫/地球丸)、『うまい、カレー。』(ナツメ社)、『チャラカの食卓 二千年前のインド料理』(伊藤武共著、出帆新社)などがある。
日本アーユルヴェーダ学会 評議員
日本香辛料研究会 会員