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IPAビールをご存じですか?ビールが好きな方はもちろんの事、クラフトビールに詳しくなくとも「IPA」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。IPAとはインディア・ペール・エールの略で、通常のペールエール(上面発酵のビールで、下面発酵のビールはラガー)よりもアルコール度数が高く、ドライでガツンとくる味わいが特徴です。18世紀にインドへ輸送する際、長く保存できるように大量のホップで防腐処理をしたことからこのような個性が誕生したと言われています。今回は、そんなIPAについてご紹介します。
1:フルーティな甘みが特徴!フランス産IPA「アノステーケ」
IPAの歴史は深く、18世紀末にイギリスからインドへビールを輸送する際、長期保存がきくようにとホップを大量に加えたことから始まったとされています。ですがこちらの「アノステーケIPA」は、フランス産。フランスと言えばワインのイメージが強いですが、意外とビール工房も多いのだそう。アノステーケIPAは、IPAの一番の特徴と言えるホップの苦味がしっかりとありながらも、柑橘系の香りがふわっと広がり、後味にマスカットや桃など甘いフルーツの味が残る繊細なビールです。
2:ホップ40倍の極上ビール!「ブリュードッグ パンクIPA」
IPA初心者にオススメしたいのがこちらの「ブリュードッグ パンクIPA」。日本でも数々のメディアで取り上げられ、そのインパクトのあるデザインを目にしたことがある方もいるかもしれません。グラスに注ぐとグレープフルーツの香りが爽やかに香ります。グレープフルーツの苦味と炭酸がガツンとくる個性の強いビールで、ポテトフライや揚げ物など油っこいものと相性抜群。世界中で愛されるブランドなので、IPAを飲んだことが無い方はまずここから始めてみては。
3:フローラルな香りと苦味が絶妙にマッチする「ANCHER IPA」
イギリスからインドへ輸送されていたIPAは、同じ時代にゴールドラッシュ真っ只中だったアメリカ・カルフォルニアにも入ってきていました。しかしそれでは時間もお金もかかり、一般の人が楽しめるものではないということで、地元で製造を始めたアメリカ初のクラフトビール工房が「アンカーブルーイング」です。この工房が作った、その時代のIPAを彷彿させるビールがこちらの「ANCHER IPA」。桃やハチミツなどが香る、フローラルテイストのビールです。
4:長期保存で味が変わる?!「EVOLVER IPA」
ビール大国のひとつ、ベルギー。ベルギービールは甘いものもあれば、酸味が強いもの、少しとろっとした質感のビールなど様々な味わいのものが多く作られています。そんなベルギービールの伝統製法に繋がる「EVOLVER IPA」は、保存が長いほど瓶底にたまる酵母とホップが結びつき、高い香りを楽しめるのだそう。ワインのように自宅で保存して、だんだん変わる香りを味わうのも楽しいかもしれません。ぜひ試してみては。
5:大阪産ゴールデンエール!ボトルもかわいい「おさるIPA」
最後にご紹介したいのが、日本産のIPA。おさるのイラストがかわいい「箕面ビール おさるIPA」です。大阪・箕面で生まれたローカルビールで、その年・その季節により製造するレシピが違い、樽の中で大切に育てられたビール酵母をゆっくりと寝かせることで、季節ごとや年ごとに味が異なるのだそう。渋谷東急百貨店や全国の酒屋さんなどで購入することができます。おさるIPAは限定商品ですが、2017年10月から国産桃ヴァイツェンが販売されます。
※掲載情報は 2017/09/27 時点のものとなります。
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