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日本が誇る甘い芸術品、和菓子。歴史や伝統が感じられることはもちろん、職人の繊細な技術が反映されています。老舗の中には、「この和菓子一筋で長年やってきました。」という1つの商品と真摯に向き合い続ける名店も多く、他では真似できない唯一無二の看板商品を持っています。そこで今回は、数ある和菓子店の中でも専門店をピックアップ。何代にもわたってひとつの商品と向き合ってきた老舗のアイテムや、現代風にアレンジされたスタイリッシュなアイテムなど、専門店ならではのこだわりが感じられる和菓子を揃えました。
1:創業150年、小さなひとくちまんじゅうに想いを込めて
創業はなんと慶応3年!今年創業150周年を迎える老舗のまんじゅう屋さんがあります。それが愛媛県松山市にある「山田屋まんじゅう」です。看板商品の「山田屋まんじゅう」は、重さ22gの小さなまんじゅうですが、この中には受け継がれてきた秘伝の製法や職人の手間など、たくさんの情熱が詰まっています。入手しうる最良の小豆と砂糖から作られる餡は上品な甘さ。その餡を包む皮は透き通るように薄く作られていて、絶妙な喉ごしを生み出しています。
2:サクサク歯ごたえがクセになる!特選おこし「古代」
東京都台東区に本店を構える和菓子店「大心堂」。こちらは明治30年に創業の「雷おこし」専門店です。看板商品の特選おこし、「古代」はお店の自信作。「黒砂糖を強調した、こくのある味」と「白砂糖と水飴によるあっさりした味」の2種の味があります。サクサクッとした軽めの歯ごたえと、控えめなちょうど良い甘さで、いくらでも食べられてしまいそうなクセになる美味しさです。包装も上品で美しく、贈り物やお供え物にも喜んでもらえます。
3:梅の花の形が可愛らしい、スッキリ甘さのほっこり最中
大阪谷町でビルの1階にお店を構える白い格子が目印の「一吉」。こちらは最中の専門店です。ひとつひとつ丁寧に作られる最中は可能な限りの有機・国産の材料から作られていて、皮種は国産もち米100%。餡は北海道産小豆を使用して作られています。定番の「粒餡最中」だけでなくごぼうやいちぢく、ごまくるみなど最中専門店ならではのめずらしいフレーバーもたくさん揃っています。梅の花の形も可愛らしく、和菓子が好きな女性へのプレゼントにもピッタリです。
4:新感覚和スイーツ!甘納豆専門店の「お豆のグラッセ」
創業1951年の和菓子屋「銀座鈴屋」は、甘納豆の専門店です。そんな老舗から販売されている新感覚の和スイーツがあります。それがこちらの「お豆のグラッセ」です。グラッセ、といえば洋菓子のイメージがありますが、6種それぞれのフレーバーはあずき、うぐいす、とらまめなど甘納豆で人気の豆で作られています。糖蜜をじっくり豆の芯まで含ませたグラッセの見た目はつややかでしっとり。食感は香り豊かでほっくりとしていて、ひと息つきたい時におすすめの和スイーツです。
5:銀座老舗のかりんとうは太さが違うと味わいも変わる!
銀座にあるかりんとう専門店「かりんとう たちばな」。明治42年創業の老舗です。こちらで販売されているかりんとうは、細めの「さえだ」と太めの「ころ」の2種類。味は同じながらも、太さだけで違ったフレーバーに感じるから不思議です。口に入れるとつやつやのコーティングされた砂糖が溶け、上品な甘さが口の中にひろがります。そのあとにくるカリッとした食感がたまりません。こちらは現在、デパートの出店や通販も行っていないのですが、お店まで足を運ぶ価値は十分にある商品です。
※掲載情報は 2017/08/18 時点のものとなります。
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