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できたてほやほや鮮度抜群の「生糀」から作る「生甘酒」
こんにちは。是友麻希です。
うだるような蒸し暑さがつづくと、食欲も落ちてしまいます。そんな「夏バテ」の方にピッタリなのが、冷やした甘酒です!市販されている「甘酒」には長期保存のため、加熱処理がしてあるものも多いのですが、活性のある「酵素」をそのまま摂れる「生甘酒」がオススメです。
そんな「生甘酒」ですが、自家製に挑戦したいなら、ぜひフレッシュな「生麹」を!ということで、今回はとっても歴史のある「生麹」をご紹介します。
江戸後期の1846年に創業、神田明神の近くにある「明神甘酒」で有名な天野屋さん。天野屋さんは自家製の糀を地下の室で作っていて、出来立ての「生糀」も販売しています。
もともと、麹には入手しやすく保存性の高い「乾燥」とフレッシュなままの「生」があります。どちらの麹でも「生甘酒」は作れますが、すぐに使用するのであれば、生麹で作ってみてください。
天野屋さん「生糀(なまこうじ)」は触るとしっとりとしていて、やわらかく麹の香りがします。出来ればすぐに使っていただくのが良いのですが、冷蔵庫で保管する場合は、1週間ほどで使い切ってください。
出来上がった生甘酒には、酵素はもちろん、ビタミンなどの栄養素も豊富に含まれています。そんな生甘酒にフレッシュなフルーツを加え、「フルーツ甘酒」にするのもオススメです。私の経営する発酵食の飲食店 丸の内「にっぽんのひとさら」でもお出ししているのですが、フルーツの香りと甘酸っぱさも加わるので、飲みやすくさっぱりと飲めるとお客様にも好評です。
是非、皆さんも今年の夏バテ対策には「生麹」でつくった本格的な「生甘酒」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2017/08/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
魚料理研究家
是友麻希
一般社団法人さかなの学校 代表理事
発酵ライフ推進協会 代表
国内外からの客人の多い家庭で育ち、幼少より料理に慣 れ親しむ。 その後、聖心女子大学時代には日本史学部にて「日本の食文化」研究に勤しみ、卒業後、「銀座すしもと」にて日本料理と魚料理の基礎を学ぶ。 2005年より魚専門料理教室「Ristorante我が家」を主宰し、生徒数3000人を超える予約の取れない料理教室として多数メディアに出演。
その後、東京農業大学と共に発酵食品の研究を重ね、発酵食文化研究家の第一人者として活躍し、 発酵食品の継承のため、講演会や講師の育成に力を注ぐ。 その他、地域特産品開発アドバイザーとして新商品・レシピの開発支援に力を注ぎ、全国で講演会やセミナーを多数開催。
「cheeza」 (江崎グリコ)や「まる」CM料理(白鶴酒造)などの開発に関わる。 2017年5月 東京丸の内にて、発酵と魚の飲食店「にっぽんのひとさら」をオープン。
著書に「今日の発酵食ごはん」(ワニブックス)・「うま味レシピ」(日東書院)「酵素いきいき生甘酒」(主婦の友社)などがある。