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2017年5月12日から7月2日まで、舞浜にあるホテルオークラ東京ベイ「フォンタナ」にてカナダフェアが開催されました。選りすぐりのカナダ食材を使った、ビュッフェやディナーコースを味わえるこの企画は、カナダ建国150周年を記念して開催されました。
今回は、ディナーコースの内容をご紹介します。
カナダ産ムール貝のグラタンカークパトリック
本来、牡蠣を使用して作るこちらのメニューですが今回は、プリッとした、ジューシーなカナダ産ムール貝で作っていただきました。ベーコン、玉ねぎ、マヨネーズ、ケチャップを合わせたソースの上にバルメザンチーズをふりかけて、焼き上げられています。マヨネーズとチーズのクリーミーな味わいにムール貝の食感がとてもよく合います。
カナダ産の食材含む6種の前菜盛り合わせ
6種類のうち、3種類にカナダ食材を使用したオードブル。写真右下がカナダ産ビーフを使用したコールドビーフ。中にはカクテルソースのチリソースとレフォールを合わせたソースが仕込まれています。左下がジャンボオマールをマンゴーと合わせ冷製仕立てにしています。大ぶりのオマールのプリプリの食感とマンゴーの甘さがベストマッチです。そして、野菜のピクルスにはメープルビネガーが使用されています。ほどよい甘みと酸味で口の中をさっぱりさせてくれます。
カナダ産オマールのフリカッセ パイケース詰め
カナダ産のオマール海老は、身が詰まっていて、甘味と旨味が濃厚なのが特徴です。日本への輸出量は年々拡大しております。今回はカナダ産のオマール海老をアメリケーヌ・ソースで絡め、パイを添えた一品。ぷりっとした、オマール海老の食感がサクサクのパイ生地と対照的で食感を楽しめるのはもちろん、アメリケーヌ・ソースの濃厚でクリーミーな味わいが、とてもよく合います。
カナダビーフのサーロイン メープル香る赤ワインソース
メインディッシュには、カナダビーフのサーロインを使ったステーキ。玉ねぎ、にんじん、セロリを混ぜ合わせ、野菜のうまみがでるまで弱火でじっくり炒め、さらにクリームを合わせた手の込んだソースがステーキの上に乗せられています。相性のいい赤ワインソース、さらにメープルシロップをかけて作られています。3種類のソースを口の中に入れると、そのバランスが絶妙で柔らかなビーフの中に染み込んでいきます。
メインのお皿に添えられていた、こちらの一品は、ポテトにチーズカードと呼ばれる、チーズ製造工程でできる凝乳(カード)と、グレイビーソースで作られる、カナダ人がこよなく愛す「プティーン」をイメージして作ってくださったそうです。細かいところまで、カナダを表現されるシェフに脱帽です。
カナダ産メープルシロップを使用したデザート
デザートは、カナダのメープルシロップを使ったクリームブリュレ。シャリシャリとしたカラメルの食感とクリームの相性がバツグンでした。ほどよい甘さで、非常にボリュームがありますが、どれだけ食べても食べ飽きないデザートでした。
ホテルオークラ東京ベイ「フォンタナ」さんのカナダフェアは、シェフによりカナダの食材の魅力が最大限に引き出され、大変多くの方にお楽しみいただきました。カナダフェアは終了しましたが、フォンタナは最高の料理を非常に素敵な雰囲気の中、味わえる場所です。是非、訪れてみてください。
※掲載情報は 2017/07/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
カナダ大使館
世界で2番目に大きな国土のカナダ。カナダは三方を太平洋・大西洋・北極海に囲まれ、きれいな淡水の湖が点在し、広大で変化に富んだ景色が広がります。このカナダの大自然と、彩り豊かな季節の中で、実にいろいろなおいしい農産品・食品が育まれています。
またカナダは移民も多く多民族の国。さまざまな民族のそれぞれの伝統や調理法や味が、カナダの食文化の多様性を生み出しています。「カナダ料理ってどのような料理ですか?」と尋ねられると、私たちは「世界中のおいしいレシピをもとにカナダで育った新鮮、安全で高品質な食材で作った料理です」と答えます。
カナダ産の農産品・食品はたくさん日本に入ってきています。日本は世界で三番目に大きな輸出先です。皆さんが毎日食べているものにもカナダ産食材・食品が多く使われているのです。
カナダの大自然が育むおいしさ、そして多様な食文化についてお届けします。