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この夏は“香り”も楽しむデザート！お茶のマリアージュで魅力を堪能！
6月15日（木）メリーチョコレートの夏の新商品発表会が行われ、ippinキュレーターとして活躍する茶ムリエ（お茶のソムリエ）宮原昌子さんが特別講師として、夏のスイーツをもっと楽しむためのお茶とスイーツのマリアージュを提案しました。
今回は紹介された新商品は、
・「カカオフルサブレ」（6月1日発売）
・「トーキョーのそら」（6月21日～7月4日まで、銀座三越にて限定発売）
・「メリーコンフィチュールムース」（6月1日発売）の3商品です。
会場には、昨年開催された「サロン・デュ・ショコラ パリ」で、日本の出展ブランドで唯一C.C.C.アワードを受賞したメリーチョコレートのプレステージブランド「トーキョーチョコレート」などをはじめとするメリーチョコレートの製品開発に携わったメリーチョコレート研究開発部の大石茂之トップショコラティエも参加し、今回発表された夏の新商品について説明を行いました。
お茶についての基礎知識を学んだ後、宮原さん提案による夏のスイーツとお茶のマリアージュを楽しみました。
ほのかに香るラズベリーの“香り”を楽しむ「カカオフルサブレ」
最初のご紹介は6月1日より発売となった「カカオフルサブレ」。濃厚なカカオの味わいに爽やかなラズベリーの酸味が広がるサブレです。サクサクした生地には、チョコレートチップとフランスロレーヌ産の岩塩が使用されていて、ちょうど良いアクセントになっています。
宮原さんが「カカオフルサブレ」とあわせたのが、中国福建省産の青茶（烏龍茶）の武夷岩茶（ぶいがんちゃ）です。もっとも種類が多いという青茶（烏龍茶）の中でも、岩場で自生するという特徴的なお茶で、ミネラル分が多く、どっしりとしたとても力強い味わいです。飲むと身体全体が温まります。
カカオフルサブレを口に含んだ後、こちらの武夷岩茶を一口飲むと、「カカオ」の芳醇な香りと「ラズベリー」の爽やかな香りがフワッと広がり、サブレの風味が一層引き立ちます。甘味や苦味、酸味……と複雑に組み合わされたサブレから、さらに魅力を引き出し、印象づけていくそんなマリアージュを体験することが出来ました。参加した皆さんも、その効果に思わず「わー」っと感嘆の声が上がるほどでした。
果実とお酒の繊細な“香り”が1粒に閉じこめられた「トーキョーのそら」
続いて紹介されたのが、6月21日から限定で発売される「トーキョーチョコレート」の代表的な商品「みなも」の夏季バージョン「トーキョーのそら」です。
表面に施された美しいプレートに思わず心奪われる「トーキョーのそら」。鏡のような水面に映る変わりゆく東京の空が表情豊かに4種のフレーバーとなって表現されています。ガナッシュとパート・ド・フリュイが二層に重ねられ、その上にさらに薄いチョコレートのプレートをのせた繊細な味わいと爽やかな香りを楽しめるチョコレートです。
■トーキョーのそら （写真左上から時計回りに）
・黄昏のそら（黄色） リンゴとカルバドス
・夜のそら（ワインレッド） チェリーとキリッシュ
・朝焼けのそら（赤） シソ酒と梅酒
・海辺のそら（青） ユズと日本酒
こちらのチョコレートに宮原さんが提案したのは、なんと煎茶でした。静岡県川根産の緑茶で、渋みが少なくまろやかな味が特徴のやさしい味わい。煎茶のもつ清涼感が、繊細な味わいのガナッシュ、パート・ド・フリュイに含まれる「果実」「お酒」「チョコレート」のそれぞれの個性を壊すことなく際立たせます。
ポイントは緑茶の淹れ方。渋みのないまろやかな味わいを引き出すためには、お湯の温度が重要です。沸騰させたお湯を一度湯冷ましに移し、低めの温度に調整することで、甘さを引き出し、香り豊かな丸みのある煎茶が楽しめるそうです。
宮原さんによると、緑茶とチョコレートはもともと、とても相性が良いのだとか。チョコレートをゆっくりと溶かし、口の中に広がる風味を感じながら、緑茶を飲むとより深く芳醇なカカオの香りを楽しめるそうです。
「トーキョーのそら」の繊細な味わいをゆっくりと楽しめるまろやかな煎茶とのマリアージュは参加者の方にとっても、とても新鮮だったようです。実際にマリアージュを楽しんだ後、「お茶って、こんなに美味しかったんだ」と感想を述べる方もいて、チョコレートとお茶それぞれの美味しさを引き出す組み合わせに驚いていらっしゃるようでした。
■「トーキョーのそら」販売情報
販売期間：6月21日（水）～7月4日（火）
営業時間：10：30～20：00
販売場所：銀座三越 地下2階 GINZAショコラ プロモーションスペース
まるごと果実の“香り”が広がる「メリーコンフィチュールムース」
今回のイベントで唯一、冷たいデザートとなったのが、6月1日に発売された「メリーコンフィチュールムース」です。香り豊かなムースに果実感たっぷりのコンフィチュールを組み合わせたデザートで、オレンジ、ピーチ、キウイフルーツ、ブルーベリーと4種類のフレーバーが揃っています。
宮原さんが用意した紅茶はダージリンの女王と名高いインド・マーガレットポープ農園産のダージリン。ダージリン栽培において、インド国内で最も有名な農園です。春摘みのファーストフラッシュ、秋摘みのセカンドフラッシュなど収穫時期により茶葉の個性が大きく異なるダージリン。宮原さんはファーストフラッシュよりも色が濃く、しっかりした味わいが楽しめるセカンドフラッシュを選びました。
色彩も味わいも色鮮やかなオレンジのムースには、ダージリンの奥深さをより感じるセカンドフラッシュがぴったりだと選ばれたそうです。
細かく刻んだオレンジなどの柑橘のピールを使い、ほのかな苦味も感じられるコンフィチュールと香り豊かなムース。冷たくしていただくとより爽やかさが増します。ムースの部分は濃厚な果実の美味しさで、オレンジの香りと味わいそのままに仕上げています。あわせられたコンフィチュールは甘味だけでなく、酸味とかすかな苦味が感じられるバランスのとれた味わい。良く冷えたムースをキリッっと引き締めるアクセントとなっています。
コンフィチュールムースの余韻を楽しみながら、そっとダージリンを口に含むと華やかなオレンジの風味がより豊かに感じられ、柑橘系ならではの清々しい香りとダージリンの芳香に満たされます。
フルーティーなムースには清廉な香りのダージリンがぴったり合っていて、デザートと紅茶のお互いの良いところを強調するようなマリアージュとなりました。
今回のイベントでは、様々な種類のお茶とスイーツのマリアージュを体験することができました。例えば、「クッキーには紅茶」、「チョコレートにはコーヒー」、「和菓子には緑茶」と知らず知らずのうちに凝り固まっていた発想に新たな風を吹き込むことができる貴重な機会となりました。宮原さんの提案するマリアージュはスイーツ好きな参加者の皆さんにとっても、とても新鮮だったようです。
この夏はフルーツの果実味を生かした“香り”豊かな新スイーツとお茶のマリアージュをぜひ皆さんにも試していただき、新たなスイーツの魅力を発見していただければと思います。
※掲載情報は 2017/06/30 時点のものとなります。
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