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和菓子といえばお店ごとにこだわりを持って作られているところが多く、厳選素材を使ったあんこや、独特の食感を持つ皮など、先代から長きに渡って引き継がれた手法がどこのお店にもあったりするもの。今回はそんな中から“皮”にこだわった和菓子に厳選して紹介していきます。しっとり?もちもち?はたまたパリパリなんていう食感も登場しますので、ぜひくまなくチェックしてみてください!
1:鉄板で手焼きした皮が絶品!街道の旅人からも愛された名物、元祖「あんまき」
旧東海道三十九番目の宿場町・愛知県の池鯉鮒(知立)。街道沿いにある『小松屋本家』で1889年頃から販売されている名物といえば、元祖「あんまき」です。街道の旅人の腹を満たすお菓子として愛され、現在で5代目となるご主人が一枚一枚鉄板で手焼きしています。種類はしっかりとした粒を感じる黒あんと、上品でなめらからな甘さの白あんの2種類。元祖というだけあって何度でも食べたくなる味わいです。
2:さすがは老舗!卵の風味が上品なしっとりなめらか「ふわっと焼まん」
昭和21年に創業して以来、銀座の老舗和菓子屋として君臨する『銀座鹿乃子』。看板商品の「かのこ」が有名ですが、今回紹介するのは進化したどら焼きにも似た和菓子「ふわっと焼まん」。外側の生地はしっとりなめらかで、ふわりとただよう卵の風味もとっても上品。さすがは老舗の風格です。
3:しっとりモチモチの皮と甘さ控えめな餡が見事にマッチした「阿闍梨餅」
1856年創業の京都の老舗和菓子店、満月。旅行や出張のお土産にも人気の「阿闍梨餅(あじゃりもち)」で有名なお店です。 見た目はシンプルですが、餅粉をベースにした生地は驚くほどしっとりモチモチ。丹波大納言小豆を使った甘さ控えめの餡とのバランスも絶妙です。濃い目のお茶とよく合います。
4:和菓子?洋菓子?新感覚なハイブリッドスイーツ「羽二重ぱんけーき」
福井で有名な和菓子といえばご存知「羽二重餅」ですが、今回はそこからさらに進化したハイブリットなスイーツ「羽二重ぱんけーき」を紹介します。生地には羽二重餅に使用するもち粉を配合しているため、もちもちというよりもしっとりしなやかな味わい。こんがり焼き上げた表面は香ばしく、中には小倉あんに加えてマーガリンを混ぜることで、洋菓子感覚でいただけます。変りダネがお好みの方にはぴったりの手土産です。
5:米のツブツブ感がおいしい!しっとりもちもちな新感覚の米粉どら焼き
JR岡山駅から徒歩約10分のイオンモール岡山内にあるアンテナショップ『おばあちゃんの台所』。県内産の商品がたくさん並ぶ中で、イチオシは「岩本さんちの米粉どら焼き」。通常どら焼きというと小麦粉で生地を作りますが、こちらは「一所懸命農園」を営む岩本さんが作った米粉を使用。米粉特有のしっとりもちもちな新食感で、全体的に甘さも控えめ。自然な味わいが楽しめます。
6:これが最中?初めてのパリパリ感に誰もが驚く『中里』の「揚最中」
続いては特徴的な皮の、一風変わった最中を紹介します。東京・北区にある『中里』の「揚最中」は、サクッと歯ごたえのよいクリスピーな皮がめずらしく、その香ばしさの秘密は胡麻油にあり。香ばしくて存在感のある皮に、少し甘めの北海道産小豆を使用したあんこが見事にマッチ。時間が経ってパリパリ感がなくなってしまったら、オーブントースターで軽く焼き直せばおいしくいただけるそうです。
7:サクッとした歯ごたえがやみつきに!愛媛県南予地方で愛されている和菓子「唐饅頭」
愛媛県南予地方に伝わる、固さのあとにほどける独特の食感をもつお菓子「唐饅頭」。見た目はおまんじゅうというよりはおせんべいに近く、生地の中に柚子餡や黒糖餡を入れてから薄くのばし、銅板で焼き目を付けて最後にオーブンで焼くシンプルな和菓子です。お店ごとに味も食感も微妙に違うそうですが、初めて買うなら大洲市にある『末広製菓』がオススメ。伝統製法を守った味わいが楽しめます。
※掲載情報は 2017/05/25 時点のものとなります。
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