フルーツと日本酒を合わせるカクテルの素「ぽんしゅグリア」

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フルーツと日本酒を合わせるカクテルの素「ぽんしゅグリア」

夏場のカタルーニャの市場に昼頃に


寄って色々な食材を物色していた時の話。スペインでは昼食時間にはまだ時間があり、少し喉が乾き小腹が空いていたのですが、市場の片隅にカウンターだけのバルを発見しました。軽くおやつ感覚で食べられているのが、カタルーニャの名物、パンコントマテ。カタルーニャ語では「パントマカ Pa amb tomaquet」、「パンとトマト」 という名の通り、トーストしたパンに半割にしてトマトを塗り、オリーブオイルと粗塩を降って食べるシンプルなスナックで結構くせになる食べ物なのです。

 

パン自体は皮が厚く固く焼かれているので、おろし金のようにトマトがパンにつくのです。南仏名物のブイヤベースの前にパンにニンニクを同じ様になすりつけて食べさせるレストランがありますが、地中海地方はトマトとニンニクの違いはありますが似たような食文化ですね。そして、飲みものは「サングリア」で決まり!赤ワインに、一口大にスライスした果物と甘味料を入れ、風味付けとしてブランデーやスパイス(シナモンなど)を少量加え、一晩寝かし、よく冷やして、フルーツの味を馴染ませて飲むと、爽やかな味わいでほっとするのです。サングリアは、スペインやポルトガルでよく飲まれているフレーバードワインの一種ですが、語源はスペイン語の「血」を意味するサングレ(sangre)から。グラズに注がれた赤いサングリアは気だるい昼下がりにぴったりなのです。(その後にシエスタ)さて、所変わり日本のお話。

 

毎年、年末年始は、新潟の別宅で年越しをするのが決まりのようになっているのです。新潟駅で新幹線を降車して、駅のすぐ側にある「ぽんしゅ館・新潟駅前店」(越後湯沢が本店)という新潟の93蔵元の酒を試飲出来る場所があります。500円でコインを5枚分購入し、ぐい飲みを1個もらい、自分生好み酒を楽しみながら飲める施設なのです。酒のあては全国の塩か新潟の辛味噌ですが、結構飲みでがあるのです。今までかなりこの「ぽんしゅ館」に通ったつもりですが、まだ、全蔵元の制覇は出来ておりません。

 

この「ぽんしゅ館」には新潟の食材の物産のコーナもあり、いつも何かしら捜しているのですが、今回、目についてしまったのが、ご紹介する「日本酒カクテルの素 ぽんしゅグリア」。

フルーツと日本酒を合わせるカクテルの素「ぽんしゅグリア」

最初は、えつ!日本酒用のフレーバ?と思い、他の売り場に行き戻り、とても気になって購入したのです。普段から酒は好きなのですが、どうも全然違うテイストであまり好みではないと感じたのですが、好奇心に負けてしまったのです。名称の「日本酒カクテルの素 ぽんしゅグリア」は前出のスペインのサングリアからの転用なのです。

フルーツと日本酒を合わせるカクテルの素「ぽんしゅグリア」

味は、「もも」、「ゆず」、「りんご」の3種類で、清酒カップにそれぞれのドライフルーツとはっか糖が入っているのです。この清酒カップに好みの日本酒を入れて味を馴染ませて飲むのですが、確かに発想はサングリアなのです。恐る恐る日本酒を注いで試してみましたが、すぐ飲むよりは、冷蔵庫で冷やして全体にはっか糖が混じった方が美味しく飲めました。ターゲットは酒があまり強く無い女性が中心のようですが、日本酒以外(本当は日本酒の消費拡大で考えたようでうすが)でも楽しめるのです。

フルーツと日本酒を合わせるカクテルの素「ぽんしゅグリア」

白ワインも酸味の強いものでも、フルーティーなすっきりした味になり、他には焼酎のソーダー割も良いですね。個人的には「ゆず」は日本酒でもワインでも合い、「もも」と「りんご」はワインの方が合うような気がします。ご自宅でカクテル作りに面白い素材だと思います。

※掲載情報は 2017/01/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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