埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

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今年も素敵な願いをだるまに込めて お煎餅とともに。

埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

昨年の紅白歌合戦、皆さんはご覧になっただろうか。個人的に紅白の中で一番印象に残ったのは、武田アナウンサーがゴジラとマイクを持って歌ったシーンだった。密かに、来年も総合司会をしてほしい……と思ったのは、私だけではないはず。こたつでお煎餅を食べながら、びっくりした方もいたのではないだろうか。

 

今回は、そんな冬になぜか食べたくなる「煎餅」のお話をしたい。「煎餅」と言えば、やはり草加せんべい(埼玉県)がとても有名だ。しかし、同じ埼玉県には「越谷手焼きせんべい」なるものがあるのだ。その歴史を調べると発祥はどちらも江戸時代にさかのぼる。当時、越谷は米どころであり、野田(千葉県)から醤油を手に入れることができたことから、家庭用保存食のおやつ「焼米」が生まれ、その後「越谷手焼きせんべい」となったと言われている。江戸時代の書物「日光道中膝栗毛(仮名垣魯文)」にも、確かに「越ケ谷」という文字とともに、旅人が食べていた絵も残されている。

埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

その中でも、口の中でふわっと溶けるようなお煎餅を見つけた。それが、桃の家の「越谷ふあり」だ。「こしがやブランド」に認定されているこの商品は、国内産のうるち米と餅米を半々に配合し、一口サイズに焼き上げている。女性にも食べやすいように、ひとつずつ包装されているのがうれしい。江戸時代の草加せんべいや越谷手焼きせんべいとは、見た目も違う。今の時代に合わせて改良した商品なのである。職場で配る手土産にも、喜ばれるだろう。

 

味はカレー、ごぼう、和三盆甘醤油、スイートコーン、焼しお、濃厚チーズの6種類。

埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

越谷出身のある水泳オリンピック選手は、スイートコーン味が好きなのだとか。ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得。リオオリンピックにも験担ぎで「越谷ふあり」を持っていき、二大会連続銅メダルに輝いた。スイートコーン味は、子供が大好きなうまい棒(スイートコーン味)に似ている。

 

私は和三盆甘醤油味が、とても上品で気に入った。甘醤油というと、濃くて甘辛い味をイメージするが、「越谷ふあり(和三盆甘醤油味)」は粉末醤油を使用しているため、濃すぎずマイルドな甘さに仕上がっている。例えるならば、子供が大好きなハッピーターンを、上品な大人仕様にしたというところだろうか。食べやすくて、ついつい一袋食べきってしまった。小分けになっているにも関わらず、止まらなかったのだ。

 

パッケージにはお米がにっこりほほ笑むイラストが。大きさは写真の通り。そして、サクサクとして、ふあっと口の中で溶けるような食感。

埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

越谷市内で限定販売しているため、「幻のせんべい」と言ってもいいかもしれない。

 

桃の家のホームページを見ると、どうやら贈答品向けにオリジナルのお煎餅にしてくれるようだ。原材料の指定もできる製造メーカーは、あまりない。取引先に配る自社のオリジナル手土産にも、ノベルティにも対応してくれるようなので、気になった方は問い合わせをしてみて。

 

今では米の生産はしていない越谷。しかし、北海道から九州まで越谷はだるまを出荷していることで、有名な土地である。余談ではあるが、幕末から明治にかけ、越谷の達磨業者は「紫・白・赤・黄・緑」のだるまを一対とした五色だるまを生産していたという。この色の組み合わせは、大日如来の5つの智慧と5つの仏を象徴し、人々の願望や憧れを表現している。越谷だるまは、他にも写真のようにたくさんの色を揃えている。日本各地で売られているだるまは、越谷で作られたものも多く出回っているので、手に入れやすい。

埼玉県の隠れた名産「越谷せんべい」!和三盆糖を使用した縁起良い煎餅「越谷ふあり」

今年はどんな願いを込めてだるまに目を入れようか。そんなことを考えながら、そのだるまの生産地のお煎餅「越谷ふあり」を食べてみてはいかがだろう。

 

受験生へ。会社へ。
だるまとお煎餅をセットにして、手土産に。
これも日本人の素敵な心遣いと言えよう。

※掲載情報は 2017/01/18 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋香葉

発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー

高橋香葉

「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。

主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等

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