ポルトガルで鍋を楽しむ!あんこう鍋、海鮮鍋を贅沢に…

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蓋を開けたら感動が待っている!

日に日に寒くなってきますね。これから日本は、鍋料理が食卓で活躍する季節ですが、ポルトガルでは季節を問わず、鍋料理を楽しみます。
魚介類をたっぷり使った「カルデラーダ」、ポルトガル版あんこう雑炊「アロース・デ・タンボリル」、タコがとろけそうに柔らかいタコ雑炊「アロース・デ・ポルヴォ」など、その種類は数えることができないほど。
ポルトガルでも鍋料理は土鍋で作ることもありますが、今回ご紹介するのはポルトガルならではの貝のような形をした「カタプラーナ」です。
カタプラーナ鍋は、南部の海に面したアルガルヴェ地方の郷土料理です。金具で上下をロックして使う独特な形状の銅鍋で、素材のうまみをぎゅっととじこめて調理することができます。レストランなどでカタプラーナを注文すると、鍋ごとテーブルに運ばれてきます。目の前で蓋を開けるとよい香りの湯気が立ち上がります。
ポルトガル料理には米や魚介類を使った料理が多く、日本人にはなじみやすいのですが、海鮮カタプラーナ(カタプラーナ・デ・マリスコス)は、白身魚数種類、ハマグリやアサリ、車エビ、イカ、ホタテなどの魚介類などに玉ねぎやじゃがいもなどを加え、地中海料理らしくオリーブオイル、ニンニク、トマトで調味します。ポルトガルの南部ではコリアンダーもよく使うので、ここにはコリアンダーも欠かせません。
もちろん、この鍋があればポルトガル料理だけでなく、あさりの酒蒸しなどの和食もお手のもの。肉類、野菜類の蒸し料理、煮込み料理に重宝します。

※掲載情報は 2017/11/14 時点のものとなります。

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ポルトガル大使館

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ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガルは、日本が初めて出会った西洋の国です。1543年の種子島到来をきっかけに日本に南蛮文化を伝えたポルトガルは、日本人の日常生活や食文化に深い影響を残しました。皆様も歴史の授業でポルトガル人到来は勉強されたのではないでしょうか。
鉄砲、西洋医学、絵画で使われる西洋技術、西洋音楽・洋楽器、天体観測機、パンや菓子等、この時代にポルトガル人が日本に伝えたものは数多くあります。カステラ、金平糖、ボーロなどは語源もレシピもポルトガルからもたらされました。パン、コップ、ボタン、てんぷら、おんぶ、かっぱ、ばってら、じょうろ、チャルメラ、オルガン、カルタ、シャボン、タバコ、ビロード、ビードロ等、日常語として定着している数多くの言葉がポルト ガル語由来なのです。
歴史的建造物、自然景観、多彩な食文化、温暖な地中海性気候、15箇所の世界遺産と、無形文化遺産に認定された民謡「ファド」などの多様な魅力に魅せられ、ポルトガルを訪れる観光客はリピート率が高いことで有名です。「初めて訪れるのに懐かしい国」と多くの日本の皆様に親しまれるのも、470年以上にわたるおつきあいがあるからかもしれません。

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