風邪の季節の必須アイテム「イキな棒番茶」

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番茶は癒しのお茶

風邪の季節の必須アイテム「イキな棒番茶」

番茶の「番」は、普段遣いという意味を含んでいます。全国各地には、「京番茶」「阿波番茶」「加賀棒番茶」などのご当地番茶もあります。
番茶は、新芽が伸びた成長後の茶葉や、初夏以降にかけて摘んだお茶を指します。普段遣いのお茶ですが、ほうじ茶との違いがわからない方も少なくありません。ほうじ茶は、煎茶や番茶を焙じたお茶という意味です。焙じるとは、焦げる手前の高温であぶることを意味するため、独特の風味が特徴です。お茶に含まれるファイトケミカル「カテキン」は、新茶より、太陽の日差しを浴びたものの方がより含有量が増えるので、番茶はおすすめですね。
私が普段飲む番茶は、「イキな棒番茶」です。信楽焼きで有名な滋賀県信楽町標高500mの山間部で栽培されています。農薬を使わないといっても、平地ではとなりの農薬が飛来してくる可能性も大。こちらのお茶は信楽町の傾斜地で栽培されているので、寒暖差が激しく、太陽をたっぷりと浴びて、より深みのある味わいになっています。もちろん、化学肥料も使用せず、大地のエネルギーを存分に吸い上げた茶葉、茎までまるごと使っています。

このオリジナル商品を開発販売されているのは、長崎県平戸市のイキな自然食品店「和み」を営業されている有限会社トキです。「トキ」は、古代語で何かがまとまり、新たな「モノ」が次々へと発生するという意味なのだそうです。南蛮文化の香りのする平戸の海から、ほど近い場所にある店に並ぶのは、棒番茶以外にも、胡麻のふりかけや雑穀ブレンドなど、どれもこだわりのある原材料や製法でつくられたものばかり。この店を訪ねると、つい大人買いしてしまいます。江戸時代に鎖国されていた日本で唯一、海外とのパイプを持ち、キリスト教をはじめ、異文化が入り、今に息づいているパワーポイント。それが平戸です。
番茶は、煎茶に比べると、ビタミン類やカフェイン、タンニンが少ないため、病後や妊婦さんにもおすすめです。病院で番茶が提供されるのは、そういった配慮からなのですね。
食中や寝る前にも番茶なら眠りを妨げることもありません。
普段使いのお茶「番茶」は、一年中飲むことができます。私のおすすめの入れ方ですが、
水から棒番茶をいれて弱火で30分煮だします。弱火というのがポイントです。ぐらぐら煮だした棒番茶は、トゲトゲしさを感じ、コトコト煮出したときには、癒しの味を感じます。
番茶を使った私の大好きな美味しいドリンクを紹介。

風邪の季節の必須アイテム「イキな棒番茶」

棒番茶と白ブドウジュース(ナイアガラのような透明のもの)をグラスに注ぎ、レモンを入れると、棒番茶レモネードの完成。夏はアイスで、冬はホットで飲むとよいでしょう。棒番茶は、甘い味との相性がよいのです。さらに、民間療法の王様、「梅醤番茶」は、これからの風邪の季節の必須アイテム。湯のみに梅干しを潰していれて、生姜のすりおろし、醤油を少々いれて、熱々の棒番茶を注ぎます。風邪の引き始めや、寒気を感じるときに是非どうぞ。二日酔いの朝やなんだか食欲がないときに、梅醤番茶の一服に助けられたこと何度あったことか。
棒番茶、癒しのお茶として、普段使いにストックしましょう。

イキな棒番茶

有限会社トキ  長崎県平戸市魚の棚町311-5

※掲載情報は 2017/10/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

タカコナカムラ

料理家/フードディレクター

タカコナカムラ

山口県の割烹料理屋に生まれる。
アメリカ遊学中にWhole Food(ホールフード)に目覚める。
日本の伝統食・発酵食、乾物料理の第一人者として、数多くの商品開発や、オーガニックカフェのプロデュースに関わる。
現在、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコ・ナカムラWhole Foodスクール」を主宰。

通信講座(がくぶん)では、
「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」
「AGEフード・コーディネーター」など食と美や健康に関する講座を多数監修。

一般社団法人ホールフード協会 代表理事

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