【ビューティー野菜】信州の「赤いルバーブ」でキレイをサポート

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キレイをサポート!欧米で人気の“ビューティー野菜”

「ルバーブ」は日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では古くから日常生活のなかで親しまれている野菜。タデ科カラダイオウ属に分類され、フキのような見た目で太い葉柄の部分を食用とします。漢方薬として知られるダイオウ(大黄)の一種で、大黄は便秘薬にも使われている生薬です。

 

全体が緑色のルバーブも存在しますが、赤いルバーブはポリフェノールの一種アントシアニンが含まれます。そのため抗酸化作用が期待できることが大きな魅力。またお肉の消化を助ける酵素を含有することから、ヨーロッパなどでは肉料理のソースや食後のデザートとして利用されています。そのほか余分な塩分を排出するカリウム、腸の蠕動運動を促す食物繊維が豊富。精神を鎮静化する作用のあるカルシウムなども比較的多く含まれます。

まるでフルーツ! ジャムやお菓子作りに大活躍!

【ビューティー野菜】信州の「赤いルバーブ」でキレイをサポート

生食も可能な「ルバーブ」。新鮮なものはスライスしてサラダやマリネなどにして食べることができます。しかし特有の渋味や酸味があるため、加熱して食べることの方が主流です。

 

特に相性がよい調味料、“砂糖”と煮詰めたジャムやコンポートは定番料理。渋味や酸味が砂糖の甘味と交わるとまろやかになり、甘酸っぱいリンゴのような味わいに!とろりとしたルバーブジャムはタルトやパイ、クッキーなどの焼き菓子にも使われます。ヨーグルトと合わせたり、パンに添えたりしても美味。フルーティーな味わいや食べ方から、野菜ではなくフルーツとして扱われることもあるようです。筋がありかたそうに見えますが、意外にも火が通りやすく煮崩れしやすい特性が。短時間で簡単に美味しいジャムが作れます。

「ルバーブ」栽培に適した長野県富士見町

「ルバーブ」の原産地はシベリア南部。日本には明治時代に伝来しました。欧米人が多く避暑に訪れていた長野県の北部に持ち込まれて広まったという説が有力です。現在でもほとんどが長野県の高原や最北に位置する北海道といった限られた寒冷地で栽培されています。なかでも長野県富士見町はルバーブの特産地。原産地に近い高冷地であるため栽培にとても向いている地域です。

八ヶ岳山麓の富士見高原で育ったルバーブは大変良質で、全国でも高い評価を得ています。毎年この生ルバーブを楽しみに待っている料理好きな方々もたくさん存在するそうです。

特有の赤みが強くなる、秋の「ルバーブ」

生ルバーブを選ぶときは、切り口がみずみずしく新鮮なものか確認を。茶色く変色していたり、断面が傷み始めているようなものは避けましょう。柄の表面にハリとツヤがあるものが良品です。

 

長野県では春~秋に収穫されますが、時期によってその特性が若干異なります。春に出回るものは太めで酸味が強い傾向が。一方秋は気温が下がるため赤みが増し、細めで酸味がやわらぎます。ジャム作りには特に秋のものがおすすめ。赤みが強く、表面積の比率が高くなる細いもので作ると鮮やかできれいな色合いに仕上がります。

手軽に楽しみたい方におすすめ、「ルバーブ」の加工品

「赤ルバーブジャム」。

 

生ルバーブでジャム作りをする手間がちょっと……という方は、ジャムを購入すれば手軽に楽しむことができますよ。バゲットやクラッカーにのせたり、クリームと一緒にスコーンに添えて。特に乳製品とは相性抜群なので、ヨーグルトやアイスクリームはもちろん、チーズとあわせてワインと楽しむのもいいですね。生ルバーブが手に入らない時期にも重宝します。

【ビューティー野菜】信州の「赤いルバーブ」でキレイをサポート

「赤ルバーブジュース」。

 

希釈タイプ。お水や炭酸水で3~4倍に薄めると淡いピンク色に。レモン水の様なさわやかな風味で、おやつやお食事のときにもぴったりです。牛乳やお酒で割っても美味。ヨーグルトにそのままかけたり、ドレッシングやソース作りにも活用したりできます。

※掲載情報は 2015/09/09 時点のものとなります。

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キュレーター情報

KAORU

シニア野菜ソムリエ

KAORU

ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第一号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐほか、主にTV・ラジオ・雑誌などで活躍。またセミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業ともコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(ともに誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

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