中華料理に合わせるための「敢えて」のあっさり味。青島ビール。

中華料理に合わせるための「敢えて」のあっさり味。青島ビール。

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中華料理にどう合わせるか?が中国ビールの使命なのです。

日本で一番知名度のあるアジアのビールって何かわかりますか??もうタイトルで書いてしまってるので、わかるかと思いますが青島ビールなのです。日本人の多くは青島ビール=中国のビールと理解しているみたいで、その他の有名なアジアビールより知名度は高く、おそらく「意外!」と感じられるかと思いますが、世界100カ国以上の国・地域へ輸出されており、1903年創業の中国産ビールのブランドとなります。

 

そして、この青島ビールはドイツ資本で設立され、第一次世界大戦でドイツ租界を日本が引き継いだときに、日本の大日本麦酒が引き継ぎ、それが終戦まで続きます。日本の会社のビールだった時期もあり、かなり以前より日本人が親しんでいた味であることがわかります。

 

日本でまだ中華料理店が今より少なかっとき、お店で出されていた青島ビールは異国情緒満点のビールだったことでしょう。この歴史のふるさと、日本との関わりで青島ビールはみんなが知ってる中国産ビール!になっているようです。

 

歴史はさておき、今では多くの中華料理店で青島ビールを飲むことができます。
その特徴は「中華料理に合わせて開発されたビール」である!事に尽きます。

 

中国のビールは全体的に味が薄いのが特徴です。「なんだよ、味薄いのダメじゃないか!」と考えるでしょう、しかし、味の強いビールは組み合わせを考えないと、料理の味の邪魔をする場合が多く、味にうるさい中国の方たちは普段飲むビールに濃厚な味を求めません。と、言いますか、「あえて味を抑える」事により、料理の引き立て役としての力を出させようとしています。

 

青島ビール以外で中国で多く作られている雪花、ハルピン、燕京などのビールも、あっさりしてどんどん飲めるのが特徴です。

 

中国での楽しみ方は、最初にビールをケースで頼んで、どんどん飲みながら料理を楽しみます。個人的実話ですが6名ばかりの宴会で、青島ビールの大瓶を20本飲んだりする場合があるぐらい、現地の中華料理店ではビールを多く飲みます。日本とはビールの楽しみ方が違うんですね。だからこそ、日本のビールなどと単純に比べてしまうことは禁物です。

 

その国の料理を味わうには、その国の酒と言います。
次回中華料理を食べるときは是非青島ビールを合わせて見てくださいませ。
合わせてこそ、その実力がわかるビールです。

 

最初は私も味が薄いなーと思ってましたが、その良さが最近わかり始めてまして、
それを多くの人に伝えたい・・・・という状況になっております。

※掲載情報は 2020/03/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

菊池一弘

羊齧協会主席(ラムバサダー)

菊池一弘

株式会社場創総合研究所 代表取締役/一般社団法人来来県代表理事/羊齧協会主席/オージーラムPR大使(ラムバサダー)/麻辣連盟(四川料理の消費者団体)幹事長 /華縁会(台湾華僑と日本人の交流団体)副会長。1978年生岩手県釜石市まれ。北京外国語大学卒業。著書に「東京ラムストーリー(実業之日本社)」「かんたん家庭で作るおいしい羊肉料理(講談社)」がある。
「とっかかりの場の提供」をコンセプトに交流会の開催、イベントの運営、場作りのプロとしてイベントや団体のアドバイザー業務を行う。
内閣府高齢者フォーラム/三菱総合研究所プラチナ社会研究所/大槌町コミュニティー再生会議/シブヤ大学/大正大学などで講師を務める。
「場創コミュニティ理論」「消費者主導の業界盛り上げ理論」「コミュニティ編集論」など、 独自の理論展開でイベント、コミュニティを利用したマーケティング、地方と首都圏の新しいつながりの創生など様々な形での「場」の設計・運営やそれらに纏わるコンサルティングサービスを提供。
本気の素人はプロを圧倒するをコンセプトに消費者に業界へ好意的第三者として意見を届ける団体をたくさん作るのがライフワーク。

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