上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

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20年程前に出合った本物の味……

『手造り豆富にとう』さんは世田谷区上野毛の駅の近くに古くからあるお豆腐屋さんです。出会いは20年以上前のこと、店頭に置かれていた純白のあまりにも美しい“おから”に驚いたことからでした。

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

こちらが、にとうさんの美しい“おから”。

 

今まで見た“おから”とは、まるで別物。白雪のように純白でサラサラしていて、それはそれは美しかったのです。お店の方から残ったおからが廃棄されると伺った時、「これは、何かもっと有効に使わなければいけない!」と、私が“おから”をライフワークとして取り組むきっかけになった出会いでもありました。

 

よくよく聞いてみたら、こちらのお店、当時名だたる有名料理評論家の方から絶賛され、東京一の手土産に推薦されていたり、高級料亭などにも多く卸されていたりと、知る人ぞ知る豆腐の名店だということを知りました。

 

もめん豆腐も絹ごし豆腐も、がんもどきも全てが美味しいのですがその中でも、私のイチオシなのが「おぼろとうふ」です。

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

「おぼろとうふ」は型に入れて圧力をかけることなく、固まったお豆腐をそのままふんわりといただけるもの。佐賀県産大豆の「フクユタカ」を使って、丁寧に作られたお豆腐です。なんといっても一口食べると、その甘みと旨みが素晴らしく、ただ濃いというだけではなく、旨みが上品で、何もつけないで、そのまま一気にいただけてしまうほどの美味しさです。

 

そのままいただいた後は、ちょっとだけ香りにお醤油を垂らしても。私が好きなのは、少しの塩と、オリーブオイルと胡椒をかけるいただき方です。

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

おぼろとうふ1丁 475円(税込) 


こちらのお揚げも、本当に美味しいのです。

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

薄手の普通の油揚げ……と思いきや、やはり味が濃く、甘いのです。

普通にお味噌汁に入れても、この油揚げだと、家族もお客様も「この油揚げどこの?」と必ず聞かれるほど。一枚一枚手揚げで、きちんと作られているからだからこそでしょう。これとは別に4倍くらいの大きさで、厚手の「大揚げ」というのもあり、そちらもオススメです。

 

香ばしくさっと両面をトースターやグリルで焼いて、少しのお醤油で。おつまみにもおかずにも。お酒もご飯も進んでしまいます。

上品な甘さと旨味が凝縮されたお豆腐に感激!上野毛『豆富にとう』の「おぼろとうふ」

油揚げなんてどれも変わらない……と思っている人に、ぜひとも食べていただきたい逸品です。

油揚げ 1枚 146円(税込)

 

■店舗情報
『手造り豆富にとう』
住所:世田谷区上野毛1-26-14
電話:03-3705-1171
営業時間:10:00~20:00
定休日:日曜のみ不定休

おぼろとうふ、油揚げ

有限会社 東京仁藤商店

※掲載情報は 2018/02/22 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋典子

おから料理研究家

高橋典子

料理研究家・おから料理研究家/NONNON cooking salon主宰/NIPPONおからプロジェクト代表

慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、金融機関で約6年間の勤務。ロンドンとニューヨークでの約3年間の在住中、新しい食材や各国料理に出会い食文化の違い、食の安全の大切さ、日本の食材の素晴らしさを感じたことが「食」の仕事へ進むきっかけとなる。

帰国後、集英社・料理月刊誌「TANTO」のホームシェフとして選出され、レシピ提供など誌面で活躍。豆富にとうさんのおからと出会い、おからをライフワークにすることと決める。
2002年から自宅で料理教室「NONNON cooking salon」を開始。
2010年5月、初の著書「おから、豆腐、豆乳、野菜のお菓子」(文化出版局刊、第3刷)を出版。
2015年の「これがおから?なDailyレシピ」(文化出版局刊)出版をきっかけに、「NONNONおから普及プロジェクト」(2017年「NIPPONおからプロジェクト」に名称変更)を立ち上げ、おからの新しいイメージを作り、日常の食卓で多くの人におからを活用してもらえるような普及活動を幅広く行っている。

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