兵庫県伊丹の菓匠「寶樹庵」元ドイツ菓子職人が作る可憐な和菓子

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職人の技とお人柄に感動! 可憐な和菓子たち

兵庫県伊丹の菓匠「寶樹庵」元ドイツ菓子職人が作る可憐な和菓子

美しく可憐な和菓子たち。和の職人の技が凝らされている食べる芸術品だ。兵庫、伊丹市の菓匠 寶樹庵(ホウジュアン)の山本裕幸さんの手によるものだ。山本さんの菓子は創意工夫に富み、見る者の心を弾ませる。 和菓子は「侘び」である。美しさを思う様表現しながらも、無駄なものをはぎ落とした時に和菓子の魅力があらわになる。 お盆にのせたのはおめでたい南天をあしらった上用まんじゅう。牡丹と咲き分けは練り切り。どこまでも上品なこしあんがしっとりと入っている。

兵庫県伊丹の菓匠「寶樹庵」元ドイツ菓子職人が作る可憐な和菓子

ひとつひとつ手にとっては可憐な姿に頬はほころび、秀逸な技に感心し、それぞれの味に舌包みを打つ。中でも一番見事と唸ったのは、竹だ。何の材料で出来ていると思われるか?なんと、鹿の子をアレンジしたものだった!山本さんは毎日和菓子の素案を練るのに努力をされているのだろう。職人のひたむきさが感じられる。この美しさ、皆さんにめでて頂きたい。 山本さんはドイツ菓子の職人の修業をしていたが、和菓子職人の父から店を継いでほしいといわれ、この道を選んだ。伝統のドイツ菓子を経験したことで、和菓子の世界を作り上げていくうえで大いに役にたっているという。受け継いで25年、日々構想を続けるが、まだ道半ばだという。その謙虚さもこの和菓子の優しい味にでているのだろう。

兵庫県伊丹の菓匠「寶樹庵」元ドイツ菓子職人が作る可憐な和菓子

みかん大福も絶品だ。入っているのは、山本さんが惚れ込んだみかん。愛媛・一生園の樹生り完熟の極小サイズを特別に取り寄せている。美味しい菓子を作ろうというこだわりに敬服する。

※掲載情報は 2015/02/16 時点のものとなります。

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キュレーター情報

今井彰

小説家・テレビプロデューサー

今井彰

小説家です。
新刊小説「光の人」(文藝春秋)を出版しました。1000人の孤児を救った青年の話で、何度も涙すると、反響をいただいております。是非読んでいただき、感想をお聞かせください。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908977
「光の人」(文藝春秋)
他には「赤い追跡者」(新潮社)「ガラスの巨塔」(幻冬舎)を出しています。
昔はNHKのエグゼグティブプロデューサーで、プロジェクトX~挑戦者たち~を196本作りました。今でも伝説の番組として大事にしてもらい、ありがたい思いです。
食に関する番組は数多く作ってきましたので、ユニークかつ美味なものをお伝えできると思います。また石川県輪島市の観光大使をつとめ、奥能登の新鮮な食材に出会った経験も役に立つかもしれません、
それ以外には、大学の教授、ラジオのパーソナリティ、鎌倉シャツTexTeqの専属モデルなどもしてきました。色んな仕事をしてきましたが、いつもベストのものを創作し、発信してきました。ippinでも皆さまと一緒に楽しみたいと思います。

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