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イタリアモデナ産のバルサミコ酢をふんだんに使った、バルサミコ酢とイチジクのジャム
今回ご紹介するのは、バルサミコ酢とフルーツを使って作られた、バルサミコ酢のソースのようなジャムで、パンにつけて食べるというよりは、お料理の下味や隠し味、お肉の付け合せなどに使われたり、その相性の良さから、チーズと組み合わされたりする事が多いのが特徴です。
作っているのは、イタリアの北部、モデナの老舗バルサミコメーカー「ジュゼッペ・クレモニーニ社」で、伝統製法でしっかりと作られたバルサミコ酢は、イタリアのみならず、世界的な特産品となっています。
同社が作るバルサミコ酢の中には、「トラディッツィオナーレ・バルサミコ」と呼ばれる、少なくとも12年以上も熟成された、最高級のバルサミコ酢もあり、値段は大変高価なものですが、バルサミコ・ジャムは、家庭でより手軽に、バルサミコ酢を楽しみ、その素晴らしさを知ってもらうという、思いで開発されたものなのです。
イチゴ、タマネギ、イチジクの3種類がありますが、今回はその中でも、パンとも相性の良い、イチジク（フィグ）をご紹介します。口に入れるとまずは、バルサミコ酢の芳醇な旨みと酸味が広がり、その後には、イチジクの深い甘味が感じられ、イチジクの種のプチプチとした食感は食べ進めるほどに、嬉しいアクセントになります。
先にも触れたように、チーズとの相性が抜群なので、カマンベールチーズを閉じ込めた、パンオフロマージュとの組み合わせはいかがでしょうか？パンを温めて、とろとろになったカマンベールチーズとバルサミコ・ジャムとの相性は格別です。
※掲載情報は 2015/08/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パン・料理研究家
荻山和也
パン・料理研究家
粉からのパン作りに魅せられて、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。
ヨーロッパを中心に、製パン学校への留学経験多数。現地で習得したパンを、家庭で簡単に作ることのできるレシピにアレンジし、自らの教室や、著書にて発表し、好評を博している。
手捏ねパン以外にも、ホームベーカリーを使ったレシピ本では、今までに無い絶妙な配合で、特に人気が高い。
ホームベーカリーBOOK(グラフ社)、ホームベーカリーで作るからだにやさしい本格ハードブレッド（講談社）他、著書多数。
