埼玉屈指のB級グルメの行田名物「ゼリーフライ」は、「かねつき堂」で決まり!

埼玉屈指のB級グルメの行田名物「ゼリーフライ」は、「かねつき堂」で決まり!

記事詳細


紹介している商品


さわやかな中身と濃いめのソース味がベストマッチ!

埼玉屈指のB級グルメの行田名物「ゼリーフライ」は、「かねつき堂」で決まり!

「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」というイベントをご存じでしょうか? 今年2015年は3月22日に草加で行われました。今年が第12回でしたから、けっこう続いています。来場者数も12万人ですから、まさに大盛況。県内の40グルメが美味しい戦いを繰り広げておりました。そうなんです、埼玉は日本屈指のB級グルメの宝庫なんです。ここで間違えちゃいけないのは、B級グルメの「B」はA級、B級のBじゃないです。Best級、Beautiful級、Brilliant級の略語ですからね~! さて、そんな埼玉で一番有名なB級グルメは、おそらく行田市の名物「ゼリーフライ」だと僕は思っています。ゼリーって言っても、甘いゼリーが入っているわけじゃないです。簡単にいえば「おからコロッケ」。でも通常の衣の付いたタイプじゃなくて、おからや茹でたじゃがいもなどを合わせて、小麦粉などの衣をつけずに、素揚げしたタイプ。ソース味です。

 

案外、歴史も古くて明治時代。元祖は今は亡き「一福茶屋」で、ご主人が日露戦争で中国に行った際に出会った、現地の野菜まんじゅうを基にアレンジしたと言われています。現在では市内20数軒で購入できますが、僕のイチオシは「かねつき堂」。近所にはもともと忍城があり、その鐘が吊るされていた 鐘楼が店舗の敷地に。おから、ジャガイモ、ニンジンのみじん切りなどを混ぜて素揚げしていて、案外爽やかで、すごくバランスがいいんです。中は薄味で、周りのソース味がけっこうしっかりと濃いめで程よい酸味もあり、両者のマッチングが見事。大きいし、見た目は重そうに見えるんですが、純正植物油を使用していて、気が付けば気軽にひとつ完食しちゃうほど。しかも1個100円とお値打ちなのも嬉しいです。ちなみに商品名の由来は、形が小判(銭)に似ているので「銭フライ」から来ているとも言われています。

※掲載情報は 2015/05/27 時点のものとなります。

  • 5
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
埼玉屈指のB級グルメの行田名物「ゼリーフライ」は、「かねつき堂」で決まり!
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

次へ

前へ