楊枝でつつくと、ぷるんと弾ける五穀屋の水玉羊羹「五季」

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味のベースは発酵食品「さしすせそ」

楊枝でつつくと、ぷるんと弾ける五穀屋の水玉羊羹「五季」

夏の盛りには、かき氷や水羊羹、冷菓がことのほか嬉しかったのですが、そろそろ体をいたわってあげることも少し考えて、おやつの時間を。静岡県浜松のからだにやさしい和菓子「五穀屋」の「五季」は、ぱっと見はゼリーのようですが、発酵食品を使った羊羹です。使われているのは酒、塩糀、酢、醤油、味噌の「さしすせそ」。味わいもそれらをいかした「醤油糀」「白味噌」「りんご酢」「抹茶塩糀」「酒」とこれまでの羊羹にはなかった味わい。ほんのりとした発酵食品の味とひかえめな甘味は、初めて食べるのにどこか懐かしい味わいです。楊枝でつつくと、包んでいる薄い膜が弾けて羊羹がぷるん。その様子を眺めるのも楽しくて、ついついもうひとつと、楊枝でつつきたくなります。

楊枝でつつくと、ぷるんと弾ける五穀屋の水玉羊羹「五季」

日本には四季がありますが、それらだけでは表しきれない季節の魅力があります。「暑い」「暑い」とばかり言って過ごしてしまった今年の夏ですが、「五季」をいただきながら夏の名残り、秋の訪れを楽しんでみたいと思います。

楊枝でつつくと、ぷるんと弾ける五穀屋の水玉羊羹「五季」
楊枝でつつくと、ぷるんと弾ける五穀屋の水玉羊羹「五季」

「五穀屋」の和菓子には、日本ならではの美しい季節、古くから伝わる知恵がいかされています。パッケージも素敵なので、海外の方へのお土産にもきっと喜ばれるはず。ミラノ万博にも出品をして好評だったそうですよ。

 

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※掲載情報は 2015/08/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

平野由希子

料理研究家

平野由希子

東京生まれ。料理研究家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。大井町のワインバー「8 huit.(ユイット)」オーナー。本格的なフレンチから毎日のおかずまで、素材をいかしたシンプルで作りやすいレシピが人気。近著に「ずっと使ってきた私のベストレシピ平野由希子のル・クルーゼ料理」(KADOKAWA)、「和つまみ」(ナツメ社)がある。2018年4月より、料理教室cuisine et vinを開講。

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