カナダ・ケベック州産のメープルシロップが溶け込んだ、和と洋が織りなす新しい梅干

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梅干しを子どものおやつに

「白米のおともは何?」と聞かれておそらくトップに来るであろう梅干し。塩漬けにすると日持ちするため、冷蔵庫が家庭に普及する前から貴重な食べ物として人々に親しまれてきた。今日はそんな歴史ある梅干しの進化ともいえる商品をご紹介する。

カナダ・ケベック州産のメープルシロップが溶け込んだ、和と洋が織りなす新しい梅干

株式会社 丸惣の「天日梅干はちみつ入り」。この梅は2か所驚くところがありまして。

 

ひとつめは、見た目。紀州南高梅がとにかく大きい!ピンポン玉くらい、いやそれ以上の大きさがあり、圧倒的な存在感。梅干しだけでお腹がいっぱいになりそうだ。

 

ふたつめは、味。一般的なすっぱい梅の味を想像して食べていたが、口にすると全くそんなことはない。甘く優しい味がした。その理由は、化学調味料を一切使用していないことと、カナダ・ケベック州産のメープルシロップが溶け込んでいるからだろう。まさに和と洋が織りなす新しい味となっており、今までの梅干しの先を行く驚きの商品。

 

一粒ずつ包装されているので、贈答品にも最適だ。子どもに食べさせたい食品を選ぶ「FOODEX美食女子」ママの愛グランプリ2016で銀賞を受賞している、実力の品。和歌山県では、安全・安心を基本に“和歌山ならでは”の視点で優良な県産品を選定・推奨する独自の制度、「プレミア和歌山」を設けている。

 

先日、そのプレミア和歌山セレモニーに参加して、株式会社丸惣の社長にお会いした。天日梅干の試食スペースの横にいらっしゃったのだが、梅1粒1粒に思いを込めて優しく生産されていること、色々な人に食べてもらいたいという熱い思いが伺えた。商品を通して、そういう生産者の思いも感じてもらいたい1品である。

 

また同社は、なんとウメスウィーツといったジャンルの商品も販売している(UME(ハート)SWEET Mariage)。

カナダ・ケベック州産のメープルシロップが溶け込んだ、和と洋が織りなす新しい梅干

梅とストロベリー、梅とマンゴー。異色のコラボレーションに子どものようにわくわくしてしまう。子どものおやつに梅干しという新たな選択肢が出来そうな予感がする。

※掲載情報は 2017/02/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

嶋啓祐

フードビジネスデザイナー

嶋啓祐

全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。

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