上品な羽二重餅&2種類の餡。岡山・津山『くらや』の「衆楽雅藻」

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伝統菓子、季節の菓子、創作菓子に富んだ「くらや」

上品な羽二重餅&2種類の餡。岡山・津山『くらや』の「衆楽雅藻」

人口約10万人。岡山県第3の都市、津山市。西の小京都とも呼ばれるほど城下町として栄えた当地は、今やご当地グルメの街として特に有名です。津山ホルモンうどん、津山バーガー、津山ロール、津山餃子など、それぞれに美味しさがあり、盛り上がっています。それと共に伝統的な料理やお菓子も評判。城下町だったこともあり、特に和菓子はハイレベルです。

和菓子店『くらや』は創業が明治13年なので、すでに約140年の歴史を誇る老舗です。初代 江見総五郎が津山市元魚町にて菓子店を開業したのが始まりで、3代目の江見盛政が代表菓子となる「松乃露」を考案、発売。「松乃露」は昭和天皇もお買上げになられたそうです。

しかし和菓子だけではないのです。昭和34年には「かすてら」も販売するなど、伝統菓子はもちろん季節の菓子、創作菓子なども手掛けています。いわば老舗ながらも“攻めている菓子店”。ちなみにアーティストの「B’z」ファンには『くらや』はとても有名です。ボーカルの稲葉浩志さんは津山市の出身。実家の化粧品店が観光マップに載っているほど地元愛に溢れています。と共に『くらや』の5代目が兄の稲葉伸次氏なのです。

風光明媚な回遊式庭園「衆楽園」をモチーフに誕生

上品な羽二重餅&2種類の餡。岡山・津山『くらや』の「衆楽雅藻」

さて、今回ご紹介させていただくのは「衆楽雅藻(しゅうらくがそう)」という和菓子です。津山には衆楽園という江戸時代に作られた風光明媚な回遊式庭園があります。その優雅さを和菓子で表現した餅菓子。周りはとろけそうな羽二重餅。そして中に包まれている餡は、梅餡と白味噌餡の2種類。ひとつひとつ職人さんが手作りで仕上げているそうで、まさに丁寧な仕事ぶりを感じます。やさしい味わいで上品。上質な手土産としてぴったりです。

※掲載情報は 2018/03/12 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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