至高のスパークリングワイン「フランチャコルタ」

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今回は私が先日、ミラノに出張した際、現地でお世話になったフードジャーナリストおすすめのスパークリングワインをご紹介します。イタリアで造られるスパークリングワインは総称としてスプマンテと呼ばれますが、「Franciacorta(フランチャコルタ)」は、北イタリアに位置するイゼオ湖のほとり、フランチャコルタ地域で瓶内二次発酵製法で作られ、そのほか多く の規定をクリアしたもののみが「フランチャコルタ」と名乗ることが許されているという、この国で最高峰のスパークリングワインです。ミラノのランドマーク、ドォーモに隣接するフードホール「IL MERCATO」には、フランチャコルタの世界観を楽しむことのできるラウンジもあり、新しさやこだわりを求めるミラネーゼ達で賑わっていました。

ひとつのワイン、ひとつの産地

至高のスパークリングワイン「フランチャコルタ」

「志高の情熱を傾けてこそ逸品は生まれる」。フランチャコルタがモットーとしているこのゲーテの言葉が示すとおり、その生産方法は高品質なワインを造るために、厳格かつ緻密に生産されています。ブドウは、シャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコを使用し、限定された畑からよく熟成させたブドウを手摘みで収穫。伝統製法(瓶内二次発酵方式)を用いて造られ、熟成期間は最低でも18ヶ月以上と、イタリアワインの中で初めて統制保証原産地呼称(DOCG)の認定を受けたワインだそうです。このことからも、だれもが認める世界の2大スパークリングワインは、シャンパーニュとフランチャコルタと言われるほど。酸とミネラルの強いシャンパーニュほど神経質でなく、厳格さの中にもフルーティーな味わいとしっかりした深みが特徴。また、生産数も5%以下と少なく、シャンパーニュ以上とも言える厳しい生産管理体制の中、ごく少量のみ丁寧に造られている極上のスパークリングワインなのです。

フランチャコルタの奇跡

至高のスパークリングワイン「フランチャコルタ」

今回ご紹介するのは、これからのパーティーシーズンの手土産などにおすすめの「Corte Fusia(コルテ フジア)フランチャコルタ」。

新進気鋭ワイナリーであるコルテ フジアの若き醸造家が造り出す、年間25,000本だけの逸品で、イタリアのスローフード協会が発行する『slow wine』というガイドブックで、「ヴィーノスロー」という最高評価を得ている商品です。ヴィーノスローとは、その土地(土壌)を活かしたワイン作りをしており、非常に優れたワインと評価された作り手にのみ与えられるものです。

 

5ヘクタールの自社畑は、オルファノ山の頂上にあり、他のワイナリー畑より少し気温と高度が高く、小石混じりや、粘土質、石灰質な土壌が醸造に特徴を与えているそうです。
なんと、4種類のボトルを横に並べると、頂上が2つあるオルファノ山の稜線が現れます。イタリア人らしい、とてもユニークでお洒落なデザインなのです。

コルテ フジアの4種類の中でも特徴的な「サテン」は、1リットル中の糖分がたった2グラムと辛口に仕上がっており、男性的な清々しさと、シンプルで深みのある味わいを楽しむことができます。

イタリアンな前菜はもちろん、和食との相性もとても良いので是非お試しください。

今年のクリスマスシーズンはフランチャコルタを手に集う時間を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

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フランチャコルタ専門の輸入販売 メローネ

※掲載情報は 2016/12/14 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小祝誉士夫

プロデューサー

小祝誉士夫

大学卒業後、5年間のインドネシア勤務を経て、2004年から株式会社TNCの創業メンバーとして広告・マーケティング業界に従事。2008年に同社、代表取締役社長に就任。70カ国100地域在住500人の日本人女性のネットワーク『ライフスタイル・リサーチャー』を主軸とした海外リサーチ、マーケティング、PR業務のプロデューサーとして現在に至る。2011年にTNC Bangkok、2014年TNC Jakarta(インドネシア)、TNC saigon(ベトナム)を設立。多摩大学/経営情報学部・非常勤講師。

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