[トマト×タバスコ]酸味と辛味が何にでも合う「トマスコ」

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常に携帯して持ち歩く調味料

[トマト×タバスコ]酸味と辛味が何にでも合う「トマスコ」

もう、40年以上も前のことです。東京に上京してきて下宿に住んでいた時に隣の住人から、近所の喫茶店(多分記憶があいまい)に誘われた時のことです。奢ってくれるというので、確かナポリタンというものを頼みました。ナポリタンがテーブルに運ばれてくると、一緒に細長い小さな瓶もついてきたのです。「これは、なんですか?」と聞くと、スパゲッティの上にかけるのだそうです。そこで、瓶を振ってナポリタンの上に一瓶かけました。もう、お判りですね、それは「タバスコ・ソース」でした。そんな物も知らないのかと笑われそうですが、日本にタバスコが普及したのは、1970年代にプロレスラーのアントニオ猪木がタバスコの輸入代理店を設立してからなのです。ゆえに、筆者が出会った頃のタバスコは一般に普及し始めた頃で、タバスコなるものが、こんなに辛いものだとは知らなくて当然なのでした。

 

辛み香辛料は現在沢山あふれていて色々と新しいものを捜しては試しています。今回お薦めする逸品は「トマスコ」!確かにちょっと名称もタバスコに似てはいますね。

 

北海道東川町で伐採木や抜根などを粉砕してチップ化して、これに土壌菌などで自然腐敗させ、じっくり完熟させた後に”ミミズ”の餌とし採取した糞土を肥料として、有機トマトの栽培をしたそうです。トマトのために土造りからはじめて、独自に作った有機肥料のみで農薬や化学肥料は一切使わずに、トマトジュースや今回紹介する「トマスコ」を作っているのです。

 

この「トマスコ」は香りも味もピュアなのは、トマトと有機唐辛子に食物性乳酸菌のみで味を何も足してはいないのです。市販の辛み調味料は旨味成分や香料などで味を足していてそれなりに旨いのですが、調理する素材の味を弱くし、下手をすると調味料の味しかしません。

 

ブラッディ・マリーという有名なカクテルがありますが、ウォツカとトマトジュースをベースに、色々な調味料を入れて作りますが、ポイントは最後にタバスコを入れることです。確かに「塩気の効いたカクテル」で旨いのですが、もっとシンプルに出来ないかと、キンキンに冷えたウォツカにトマトジュースに食塩、レモンにこの「トマスコ」を入れてシェークしたらとても良いのです。

[トマト×タバスコ]酸味と辛味が何にでも合う「トマスコ」
[トマト×タバスコ]酸味と辛味が何にでも合う「トマスコ」

パスタからソーメンの麺のエッジを立てたい時から、冷や奴などにも合うのです。これは、日常的にバックの中に入れて持ち運びたいと思うのです。海外で料理の味に飽きた時にこの「トマスコ」があれば味覚を変えて食べられる事が多いと思いませんか。今度、焼き鳥屋さんで試してみよう!

紹介しているお店
株式会社キセキ・コンダクトカンパニー

※掲載情報は 2015/08/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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