時を感じるテリーヌショコラ

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なめらかすぎる口どけに刺激的な味わい

時を感じるテリーヌショコラ

ウィキペディアによると、「テリーヌ(フランス語:terrine テリヌ)は、フランス料理で使う、釉薬をかけたテラコッタ製の蓋付きの土鍋、あるいは壺、鉢、深皿。現在では、琺瑯引きの鋳鉄製の鍋もテリーヌに含まれる。これを使った料理もテリーヌと呼ばれる。正式には容器のまま供したものだけがテリーヌ、より正確にはテリーヌ・ド・パテ(terrine de pate)であり、型から出すとただのパテとなる。バターや豚の背脂を敷き、挽肉やすり潰したレバー、魚肉のすり身、切った野菜、香辛料などを混ぜたものを詰めてオーブンで焼く。湯せんで火を通す場合もある。焼きあがった後、冷まして型から取り出して、1cmほどの厚さにスライスし、コース料理の前菜として供されることが多い。」(引用:Wikipedia)と書かれていますが(余計な前説が長くなり、失礼しました)、今回ご紹介する逸品は、ウィキに書かれているようなテリーヌドパテでもないチョコレートのテリーヌです。 因みに、薄力粉を使わないガナッシュタイプのガトーショコラのことを「テリーヌドショコラ」と言います。生チョコみたいにねっとりした食感ですが、『プレートトキオ』さんのテリーヌドショコラは、金箔やピンクペッパー・ピスタチオ等が散りばめられているため、まず見た目からとても煌びやかなので、食べる前からリッチな気分に浸れるんです。その美しい姿にうっとりした後に思わず、「クイーンショコラ」と呼びたくなるので、勝手に自分の中で命名させて頂きました(笑)。そんなクイーンショコラ、一度、冷蔵庫で冷やした後、ちょっぴりハイカラなお皿に盛りつけて、ナイフとフォークで頂いたのですが、口に入れた瞬間、「うひゃ~、濃厚、なめらか、刺激的~! やっぱり、クイーン!」と、心とお腹で叫び、思わず「QUEEN」の「WE WILL ROCK YOU」が頭を過っていました(笑)。 いわゆる一般的なテリーヌドショコラではなく、初めて出会ったスパイシーな味わいに驚かされ。その正体は、ピンクペッパーと、なんと、「カルダモン」だったんです。

「スパイスの女王」とか「香りの王様」と呼ばれるほどのカルダモンですが、カレー粉の主要原料の一つですから、まさかそんなスパイスが使われているとは。舌の上で優しく溶けていきながらも、程よいエレガントな苦味、酸味、甘味あるビターチョコレートの中から、どこからともなく伝わってくる刺激的な力強い風味にどんどん惹き寄せられ、ちょこちょこ食べ進めてしまいました。 また、ショコラのアロマが、しょこらじゅうに立ちこめ(笑)、ホロ酔い状態になっていました。お酒も飲んでないのに。でも、このクイーンショコラ、アルコールにもピッタリなんです。特に、ボルドー系赤ワインや、ブランデーとのマリアージュは天下一品。皆さんも、「QUEEN」の名曲でも聴きながら、大人のスイーツタイムを過ごしてみませんか?

※掲載情報は 2015/04/01 時点のものとなります。

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キュレーター情報

園山真希絵

「そのやま」店主・フードクリエイター。

園山真希絵

1978年1月5日生まれ。出雲市出身。高校時代に「食」に目覚め、食べることでキレイになるオリジナル料理の研究を始める。「豆」をベースとした料理のお陰で、2年間でリバウンドなく健康的に27キロのダイエットに成功。 現在、雑誌・テレビ・ラジオにも多数出演。また、自らを救ってくれた 「豆」に対する恩返しも兼ね、食を通じた文化交流や地方の町おこし活動も積極的に行う。さらに、出版・商品開発・食カウンセリング・飲食店『そのやま』経営・各地の親善大使も手掛ける。オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門には福来たる- 」は毎日更新。
※『そのやま』https://www.facebook.com/sonoyama.tokyo
TEL/0363376498

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