アンダルシアの風が吹く!スペイン産マンゴーで作られた最高級ジャム

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ジャムと呼びたくないジャム

アンダルシアの風が吹く!スペイン産マンゴーで作られた最高級ジャム

マラガといえばスペイン・アンダルシア地方の港町。ピカソの生まれた町でもあり、輝く陽光と地中海の潮風が心地好い高級リゾート地であります。そのマラガで育てたマンゴーで作られたのが、この「スペイン産マンゴージャム(エコロジコ)」。ジャムといっても中身はほとんどマンゴー果実で、少量の砂糖とレモン果汁、寒天を加えただけ。

 

ジャムといえば砂糖をたっぷり使ったものだから、これを「ジャムとは呼びたくないなァ」と思っていたが、それは僕だけではないらしい。現地スペインのシェフ達はこの商品がお気に入りで、彼らはジャムと呼ばずに「ピュレ」と呼んでいるという。なるほど!

生の果実とは違った魅力

アンダルシアの風が吹く!スペイン産マンゴーで作られた最高級ジャム

中身はこの通り。果肉のカットが大きく、まるでマンゴーをさくさく切ってそのまま詰めただけのように見える。

 

しかし口に含んでみると、甘さにとがったところがなく、濃厚ではあるが飲み込んだあとはすっきりしている。生のマンゴーというのは、南国フルーツ特有の不透明な甘さ、香りがあるものだが、このジャムは逆に透明感がある。

 

これが加工食品の底力というもの。生食では味わえない魅力があるのだ。

 

少量を容器に移し、冷凍庫に1時間ほど入れておいたらマンゴーシャーベットが出来た。濃厚そのもので、まことに贅沢なシャーベットであります。

肉料理のソースにもいい

アンダルシアの風が吹く!スペイン産マンゴーで作られた最高級ジャム

かくのごとし。蒸し豚を作って、そのソースに試してみた。

 

そのまま使うとスイーツっぽいので、EV(エクストラ・ヴァージン)オリーブオイル(たっぷり)とレモン汁を加えた。

 

結果、レモンで酸っぱくなったわけではなく、むしろマンゴーの甘みがすっきり際立った感じだ。オリーブオイルの香りがあまり前に出てこないのは、マンゴーの香りの方が強いからであります。

 

このマンゴーソースが、蒸した豚ロースにぴったり合った。淡泊な赤身にはコクと油分を与え、脂身には甘酸っぱさが加わることにより、味に奥行きが出ている。スペイン産白ワインと合わせれば、マラガで潮風に吹かれながら食事をしているような気分になった(妄想だけど)。

 

原料のマンゴーは100%有機栽培で、完熟したものを丸ごと1コ使っている。価格は税込4,320円なり。

 

ごちそうさま!

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輸入元:ATS-FOOD

※掲載情報は 2017/01/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

黒川勇人

缶詰博士

黒川勇人

昭和41年福島県生まれ。平成16年から世界の缶詰を紹介する『缶詰blog』を執筆。缶詰に精通していることから"缶詰博士"と呼ばれ、TVやラジオ、新聞など各種メディアで活躍中。国内外の缶詰メーカーを訪れ、開発に至る経緯や、製造に対する現場の“思い”まで取材するのが特徴。そのため独自の視点から缶詰の魅力を引き出し、紹介している。
著書は『おつまみ缶詰酒場』(アスキー新書)、『缶詰博士・黒川勇人の缶詰本』(タツミムック)、『缶づめ寿司』(ビーナイス)、『日本全国ローカル缶詰 驚きの逸品36』(講談社プラスアルファ新書)『缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36』(講談社プラスアルファ新書)、『安い!早い!だけどとてつもなく旨い! 缶たん料理100』(講談社)など。小曽根マネージメントプロ所属。
お問い合わせ Mail:k-k@kosone-mp.com

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